入札による電力調達を検討される場合のお願い

1．開札から接続供給開始までの準備期間について

  接続供給では，30分ごとの需要電力量に応じた電気の供給を行うため，当社にて30分ごとの電力量の計量および自動検針などの対応が必要となり，これらの準備のため標準的に10営業日～8週間程度（計量器等の在庫がない場合は，数ヶ月以上を要する場合もあります。）の「準備期間」が必要となります。こうした準備手続きは，開札後，当該契約がマッチング（現供給者からの“廃止申込”と，落札者からの“開始申込”を当社が受理）した後，当社が行います。
  入札による電力調達を行う際は，これらに要する準備期間を考慮のうえ，余裕をもったスケジュール設定をお願いします。

（参考）接続供給契約切り替えに必要な期間

（注1）計量器取替等に必要な準備期間は，構内に設置されている計量器の型式，変成器の仕様等により異なります。
なお，計量器等の工事に関して，事前に検討のお申し込みをいただければ，構内に設置されている計量器の型式等の確認等を行い，工事の要否・種別について，2週間程度で結果をご回答します。検討について費用は発生しません。

【お問い合わせ先】

• 特別高圧：ネットワークサービスセンター
• 高圧：最寄り事業所のネットワーク受付担当
• 低圧：事前検討は受付けておりません。

（注2）小売電気事業者の変更に伴って当社が施工する計量器取替工事・自動検針用通信端末設置工事等に関して，需要者の費用負担はありませんが，計量器等の取付場所については，需要者に提供していただきます。

（注3）30分ごとの電力量の計量および自動検針が可能なお客さまについては，改めての計量器取替工事・自動検針用通信端末設置工事等は不要ですが，小売電気事業者を変更するための契約手続きに10営業日程度必要となります。

2．その他

（1）隠岐諸島および見島内の需要者への接続供給について
  隠岐諸島（島根県隠岐郡）および見島（山口県萩市）は本州側の送配電ネットワークとつながっていないため，小売電気事業者が隠岐諸島および見島内の需要者へ接続供給を行うには，当該島内の需要を賄える電源を確保する必要があります。また，小売電気事業者は，本州側とは別に「接続供給契約」と「発電量調整供給契約」を当社と締結する必要があります。
  入札による電力調達は，上記内容を留意のうえ実施してください。

（2）供給者変更にともなう料金および工事費の精算
  需要者が，契約電力を新たに設定し，または増加された日以降1年未満で供給者の変更をされた場合，料金および工事費の精算が発生する場合があります。
  詳細につきましては，現供給者へご相談ください。