建設理由

建設理由

当社は,エネルギーの安定供給性,環境保全,経済性という3つの課題の同時解決に向けて,電源のベストミックスの実現を目指しています。
とりわけ,エネルギーの安定供給と経済性を維持しながらCO2排出を最大限削減するには,原子力開発の推進が極めて有効な切り札となります。⇒原子力のメリット
当社は,2010年代後半以降の重要な電源として,上関原子力発電所1,2号機の開発を経営の最重要課題と位置づけ,総力をあげて取り組んでいます。

(1)中国地方の電力需要は,中長期的に緩やかながら着実に増加するものと想定されます。

販売電力量の推移

(2)当社の原子力発電設備の割合は8%程度と,全国の値に比べ半分以下です。
上関原子力発電所1,2号機の運転開始により,原子力・石炭・その他によるバランスのとれた電源構成「ベストミックス」の実現を目指しています。

電源設備構成比率と今後の計画

(3)当社は原子力の開発を中心にCO2削減対策に取り組んでいます。上関2号機が運転開始すると,当社のCO2排出原単位※は1990年比5割程度の削減となります。
※CO2排出原単位とは,販売電力量1kWh当たりのCO2排出量をいう。

原子力開発によるCO2排出原単位低減効果

注1) CO2排出クレジット反映前の実排出原単位の低減効果イメージを示しています。
注2) 需要動向や原子力設備利用率等により低減効果は変動します。