廃止措置計画の概要

  原子力発電所の廃止措置については,あらかじめ廃止措置計画を策定し,国の認可を受けて実施します。
島根原子力発電所1号機の廃止措置計画は,解体工事準備期間(第1段階),原子炉本体周辺設備等解体撤去期間(第2段階),原子炉本体等解体撤去期間(第3段階),建物等解体撤去期間(第4段階)の4段階に区分し,約30年かけて完了する予定です。
第2段階以降については,第1段階の中で実施する汚染状況の調査結果等を踏まえ,あらためて廃止措置計画の変更を申請します。

島根原子力発電所1号機 廃止措置計画の概要 [PDF:2,290KB]
(平成29年5月30日~6月1日 地域の皆さまを対象とした説明会で説明したもの)

●廃止措置の工程

(2022年3月29日届出)

島根原子力発電所1号機 廃止措置計画認可申請書(平成28年7月4日)
島根原子力発電所1号機 廃止措置計画認可申請書に係る補正書(平成29年2月14日)

これまでの経緯

2015年3月18日
島根1号機の廃止を決定
2015年4月30日
島根1号機の営業運転終了
2016年4月28日
関係自治体に廃止措置計画などについて事前了解の申し入れ等
2016年7月1日
関係自治体から申請について了解する旨等の回答受領
2016年7月4日
原子力規制委員会に廃止措置計画認可申請
2017年2月14日
原子力規制委員会に廃止措置計画補正書提出
2017年4月19日
原子力規制委員会から廃止措置計画を認可
2017年6月27日
出雲市,安来市,雲南市,鳥取県,米子市,境港市から廃止措置計画についてご意見を受領
2017年7月10日
松江市から廃止措置計画について事前了解を受領
2017年7月11日
島根県から廃止措置計画について事前了解を受領
2017年7月28日
廃止措置作業に着手

第1段階「解体工事準備期間」で実施する作業

燃料搬出・譲り渡し

  • 使用済燃料(722体)は,第3段階の開始までに再処理事業者へ全て譲り渡します。
  • 新燃料(92体)は,第2段階の開始までに加工事業者へ全て譲り渡します。

燃料搬出・譲り渡し[PDF:245KB]

汚染状況の調査

施設周辺の一般公衆および放射線業務従事者の放射線被ばくの低減と,適切な解体撤去方法の策定や低レベル放射性廃棄物発生量の正確な評価のため,各機器がどれくらい放射性物質に汚染されているか調査します。

汚染状況の調査[PDF:125KB]

系統除染

作業員の被ばく低減のために,原子炉周りの比較的多くの汚染が想定される機器や配管を対象に,薬品や機械を用いて放射性物質を除去します。
除染を実施する範囲は,汚染状況調査を踏まえて決定します。

系統除染[PDF:268KB]

放射線管理区域外の設備の解体撤去

放射性物質による汚染のない区域に設置されている役目を終えた設備の解体撤去を行います。

放射線管理区域外の設備の解体撤去[PDF:98KB]

第1段階に発生する低レベル放射性廃棄物の管理

第1段階で発生する低レベル放射性廃棄物は,運転中と同様に廃棄物の種類・性状に応じて適切に管理します。

放射性廃棄物の処理/処分[PDF:144KB]