島根原子力発電所 原子炉施設保安規定の変更認可申請について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所 原子炉施設保安規定の変更認可申請について

 当社は,島根原子力発電所における原子炉施設の保安活動を定めた原子炉施設保安規定※1を変更するため,本日,経済産業大臣に認可申請を行いました。今後,申請内容について,国による審査を受けてまいります。
 島根原子力発電所では,点検不備の再発防止対策の一環として,点検計画表の見直しを行うとともに,点検計画・実績等の保全データを専用のシステムで管理できるよう,統合型保全システム※2(以下,「EAM」という)の導入に取り組んでいます。これに伴い,2号機の点検計画・実績等の管理方法を変更することから,保安規定の変更認可申請を行うものです※3
 当社は,今後も,保安規定を遵守するとともに,点検不備に係る再発防止対策を確実に実施してまいります。

【保安規定の変更概要】

点検実績については,設備主管課から連絡を受けた保修管理課が点検計画表へ記録していたものを,設備主管課が直接システムへ入力するように変更する。

点検方法および実施頻度の見直しにあたっては,これまで一律に原子力発電保安運営委員会で審議していたものを,設備の安全重要度に応じて審議するように変更する。

※1 「核原料物質,核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に定められており,原子力発電所の運転の際に実施すべき事項などを記載している。事業者が定めて申請を行い,国の審査を経て認可を受けるもの。
※2 統合型保全システム(EAM)とは,保守管理活動全体を管理するシステム。膨大な保全データを専用のシステムで管理し,PDCAサイクルを有効に機能させていくことを目指す。
点検計画・実績等の管理以外の,工事管理や不適合管理等の機能は,平成22年9月に運用を開始している。
※3 1号機は,平成24年10月中に点検計画・実績等の管理方法を変更。

以上