島根原子力発電所 免震重要棟の建設工事終了について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所 免震重要棟の建設工事終了について

当社は,福島第一原子力発電所の事故を踏まえ,島根原子力発電所において様々な安全対策に取り組んでいます。
その一環として,平成25年4月から,免震重要棟の建設工事を進めてまいりましたが,本日,同施設の建設工事が終了しましたので,お知らせします。

免震重要棟は,発電所の高台(海抜約50m)に設置された免震構造の建物であり,事故発生時の対応に万全を期すためのものです。

当社は,引き続き各種安全対策の早期・確実な実施に努めるとともに,新たな知見にも適切に対応しながら,島根原子力発電所のより一層の安全性向上を不断に追求してまいります。

※ 地震時の建物の揺れを低減するため基礎と建物の間に積層ゴム等の免震装置を設けて,地震のエネルギーが建物本体に直接伝わりにくくした構造。

【免震重要棟の概要】
○ 建物規模

地上3階建て,延床面積約4,900m2

○ 設置場所

発電所構内の高台(海抜約50m)

○ 主要設備

専用電源設備および燃料タンク,水タンク,放射性物質を低減する空調設備,放射性物質の持ち込みを防止する放射線管理設備,対策要員の収容スペースおよび長期滞在を考慮した医務室・仮眠室,プラント情報表示システム統合原子力防災ネットワーク (※については今後,順次設置予定)

* 免震重要棟では,外部からの支援がない状態においても,300人の人員が1週間対応できるよう食糧や飲料水等を確保。

○ 工事期間

平成25年4月~平成26年10月 (敷地造成工事は平成24年5月に着手)

* 今後,国による適合性確認審査や使用前検査を受けた後,「緊急時対策所」として使用する予定。

以上

添付資料