Q. 使用済燃料や放射性廃棄物の処分は，どのように行うのですか

A. 原子力発電所で発生する使用済燃料は，原子力発電所で貯蔵・冷却されたのち，青森県六ヶ所村にある日本原燃（株）六ヶ所再処理工場へ搬出します。その後，再処理工場で使用済燃料からプルトニウム等を抽出した後，MOX燃料（ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料）に加工し，原子力発電所で再利用することとしています。
また，放射性物質を含んだ気体，液体，固体の低レベル放射性廃棄物はすべて，発電所内の廃棄物処理設備で安全に処理し，気体および液体の一部については，安全を確認したうえで放出しています。工事で発生した廃材や原子炉の水などの浄化に用いたろ過材などの固体廃棄物については，ドラム缶に詰めて発電所構内の固体廃棄物貯蔵所で厳重な管理のもと一時保管し，その後，青森県六ヶ所村の低レベル放射性廃棄物埋設センターに運び埋設します。

詳細については，「放射性廃棄物の処理・処分」をご覧ください。