魚切発電所および河内発電所の譲渡に向けた設備調査の開始について

EnerGia 中国電力グループ 報道資料

中国電力株式会社
株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス

魚切発電所および河内発電所の譲渡に向けた設備調査の開始について

中国電力株式会社(以下「中国電力」という。)および(株)エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(中国電力グループ,以下「ESS」という。)は,中国電力が所有する水力発電所「(うおきり発電所(所在地:広島市佐伯区,出力:700kW)」および「河内こうち発電所(所在地:広島市佐伯区,出力:200kW)」について,ESSに譲渡する計画に合意し,本日,ESSが改修のための設備調査を開始しましたので,お知らせします。

このたびの譲渡計画は,経年化が進んだ両水力発電所について,将来にわたり,再生可能エネルギーを最大限に活用していく観点から,ESSにおいて設備改修を行ったうえで,FIT制度を利用し,長期的に維持・運用していくこととしたものです。

ESSは従来から,太陽光や水力等の再生可能エネルギー発電事業に積極的に取り組んでおり,本譲渡が完了すれば,ESSが維持・運用する再生可能エネルギー発電所は21か所(合計約4万kW)となります。

今後,両社は,発電所譲渡に係る電気事業法,河川法に基づく手続き等を進めてまいります。

中国電力グループは,地球温暖化対策や自然エネルギーの有効活用に資する観点から,引き続き,グループ全体として再生可能エネルギーの積極活用・利用拡大に取り組んでまいります。

※ FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)とは,平成23年8月26日に成立した「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき,再生可能エネルギー源(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)を用いて発電された電気を,国が定める価格で一定の期間,電気事業者が買取る制度。

1.発電所の概要
発電所名 魚切発電所 河内発電所
発電型式 ダム式 水路式
最大出力 700kW 200kW
最大使用水量 1.81m3/s 0.78m3/s
有効落差 52.82m 39.53m
運転開始年月 昭和57年4月 明治40年4月
発電所所在地 広島市佐伯区
水系・河川名 八幡川水系 八幡川
2.調査の内容

 ・ 改修工事のための設備,地形の測量調査
 ・ 既設設備の健全度確認調査

3.譲渡予定時期

   平成30年度(予定)

以上