インドネシア水力発電事業への出資参画について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

インドネシア水力発電事業への出資参画について

 当社は,インドネシア北スマトラ州における水力発電事業へ出資参画することとし,昨日,当社子会社※1を通じて発電事業会社であるPT. Energy Sakti Sentosa(エネルギー サクティ セントサ社,以下,「発電事業会社」という。)の発行済株式の25.0%を取得する売買契約を,PT. Kencana Energi Lestari(ケンチャナ エネルギ レスタリ社,以下,「KEL社」という。)※2と締結しましたので,お知らせします。海外での水力発電事業およびインドネシアでの発電事業は,ともに当社として初めてとなります。

 本事業は,発電事業会社が運営する水力発電所(パカット発電所・商業運転中)で発電した電気を,インドネシア国有電力会社(以下,「PLN社」という。)との長期売電契約に基づき売電し,安定的な収益を確保するものです。また,昨日,本売買契約締結と合わせて,当社は,KEL社と水力発電事業全般に関わる助言などを行うアドバイザリー契約を締結するなど,今後KEL社が開発する予定の複数の水力発電事業への参画についても検討を進めていきます。

 当社は,国内電気事業の競争環境が厳しさを増す中,海外事業を成長分野の一つと位置づけており,これまで培ってきた電気事業の知見を活用し,新たな海外事業への出資参画を進め,収益力の強化に取り組んでまいります。

※1 当社100%出資のシンガポール子会社「Chugoku Electric Power Singapore Pte. Ltd.」。
※2 平成20年にインドネシアで設立され,同国で水力発電事業を展開する会社。