7月前半(8月8日公表)

不適合の管理状況(平成23年7月前半審議分)

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 平成23年7月1日~平成23年7月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 13件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 7月5日 2号機 運転中 空調換気設備 D-タービン室冷却機の冷却配管からわずかな冷却水の漏えいが認められた。
当該機器を点検する。
2 7月5日 2号機 運転中 空調換気設備 E-タービン室冷却機の冷却配管からわずかな冷却水の漏えいが認められた。
当該機器を点検する。
3 7月5日 2号機 運転中 原子炉再循環系 B-原子炉再循環ポンプ[PDF:79KB]の軸封水の流量計指示に低下傾向が認められた。
当該計器を点検する。
(軸封水:軸の外側から軸貫通部に水圧をかけ,ポンプ内部からの漏れ出しを防ぐために使う真水)
4 7月5日 共通 発電所長交代の際,発電所長名の変更を松江市消防本部に届出ていなかったものが認められた。
松江市消防本部へ変更を届出る。
5 7月7日 1号機 定期検査中 固体廃棄物処理系のドラム詰装置に,ドラム缶が所定の位置にない状態でも,ドラム缶が有る状態を示すランプの点灯が認められた。
当該装置を補修する。
6 7月7日 1号機 定期検査中 4号所内ボイラーに冷却水を供給する弁のシート部[PDF:22KB]からわずかな水の漏えいが認められた。
当該弁を点検する。
シート部[PDF:22KB]:弁の閉止機能を有するところ)
7 7月8日 共通 石油等設備(重油タンク等)の定期点検記録のうち,目視点検について記録を作成していないものが認められた。
目視点検の代替となる点検記録を確認する。(巡視点検および定期検査時等の点検により,設備の健全性に問題ないことは確認している)
8 7月8日 1号機 定期検査中 雑固体廃棄物処理設備 冷却水ポンプの電動機軸受の受入検査時に,購入品と既設品の仕様が異なることが判明した。
既設品と同一仕様の軸受を調達する。
(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物を処理する設備)
9 7月11日 1号機 定期検査中 A-原子炉再循環系配管の溶接継手部を超音波探傷検査したところ,有意な欠陥指示が認められた。
A-原子炉再循環ポンプ 入口弁上流側配管溶接継手部のひびについては,寸法測定等を実施した結果,長さは27ミリメートルおよび25ミリメートル,深さは最大2.7ミリメートルであることを確認した。(平成23年2月28日公表済)
この調査結果をもとに,当該溶接継手部について,健全性評価を行ったところ,健全性が確保されることを確認した。
電気事業法に基づく健全性評価結果報告書を取り纏め,経済産業省原子力安全・保安院に提出した。(平成23年7月12日公表済)
10 7月12日 1号機 定期検査中 廃棄物処理建物の空調換気設備運転中,廃棄物処理建物の制御室に「空調機異常」警報が発報し,空調換気設備が停止した。
当該機器を補修する。
11 7月13日 2号機 運転中 安全協定等に基づき島根県・松江市・出雲市に定期的に報告している運転状況(平成23年6月分)において,6月23日夕方から24日朝のクラゲによる発電機出力低下が,報告資料中の発電機出力カーブで読み取れなかった。
発電機出力カーブを見直した資料を提供する。
12 7月15日 1号機 定期検査中 主発電機を点検したところ,点検後の組込み時には破損防止のためホルダー内に収納しておくブラシの1つが,ホルダー内に収納できなかった。
ブラシを収納するホルダーを取り替える。
(ホルダー:ブラシの収納箇所)
(ブラシ:発電機回転子内の電磁石に電流を流すために回転子と接触させる端子)
13 7月15日 1号機 定期検査中 原子炉建物2階の扉(常時閉)が,発錆により開けることができなかった。
当該扉を補修する。