内部統制強化委員会を開催しました(2024年9月)
- HOME
- 企業・IR・採用情報
- 中国電力の取り組み
- 一連の不適切事案に係る信頼回復への取り組み
- 内部統制強化委員会を開催しました(2024年9月)
当社は、2024年9月、第7回目となる「内部統制強化委員会」を開催しました。
一連の不適切事案における再発防止策の実施状況および監督官庁対応、内部監査の状況、その他各主管部門の取組みについて報告し、委員から評価や助言をいただきました。
委員からのご発言要旨
人材活性化部門の取組み
- 人材関係の取組みには、長い期間が必要であることは事実だが、少しでも早く変われるよう、より危機感を持つことが必要。
- 本委員会からの意見や提案は、実際に施策として導入したかどうかという結論よりも、メリット・デメリットを分析し、その上で中国電力としてどう判断したのかが重要。これに対して我々がどのように評価するかというステップを踏むことで意義のある取組みとなる。
システム物理分割の進捗状況
- 2026年にシステムの物理分割が完了した後も、会議体を設置するなど、継続してシステム部門と業務主管箇所が連携しあえる体制の構築が必要。
再発防止策の定着状況の確認
- 委託先の管理においては、委託先が作成・提出した資料が適切であることは大前提として、そこに記載してあることが実際に実行されているかを現地で確認することが重要な取組みである。本社から確認に出向くことで、委託先の意識も変わると思う。
- 企業倫理相談窓口へのハードルを下げていくためには、相談者が相談しやすいような伝え方を考える必要がある。
内部監査の状況
- 他社と意見交換をしているとのことだが、経営監査としてリスク管理状況の有効性評価を行う上では、何が不足しているのかを確認することが大切であり、他社の取組みを情報収集することは有効。
- 事業所のヒアリング時に他所往査時のヒアリング結果等を踏まえ、往査前調査を取り入れ、ヒアリング対象者を柔軟に変更したのは良いこと。
- 「社内ルールの適切性、検索容易性」の確認にあたって、担当者が理解しにくいルールについても、勉強不足だと切り捨てず、システム面での改善ができると良い。
- リスクアプローチ監査について、実務においてどこが問題となりやすいか等、事業所側の認識と違うこともあるので、監査の評価対象・評価内容の設定がもっとも重要になる。
リスクマネジメント見直しの対応状況
- 所属長による点検を通じて業務の改善につなげていくにあたって、コンプライアンス推進部門は単なる集計箇所に留まることなく、1線と連携して取り組んでいただきたい。
- 経営レベル、実務レベルの双方からリスクを把握・集約することで、より良いリスク管理ができると思う。
市場リスク管理高度化に向けた取組み
- 中国電力がこのような長期的な取組みをされていることは心強い。期待したい。
- 今後、市場環境が変わっていく中で、燃料調達も含めて、どのように最適化していくのか、カーボンニュートラルのトランジションをどう進めていくか、横断的に検討することは重要な取組みである。
<第7回委員会の様子>
