内部統制強化委員会を開催しました(2026年3月)

当社は、2026年3月、「2025年度第4回内部統制強化委員会」を開催しました。
一連の不適切事案における再発防止策の実施状況および内部監査の状況、その他各主管部門の取組みについて報告し、委員から評価や助言をいただきました。

委員からのご発言要旨

システムの不具合による電力供給の誤停止

  • 本件を踏まえ、誤停止のリスクがあれば全件施工中止にするなど、シンプルかつ無理のない方法で全員がリスクに対処できるようなルールにすべき。
  • 他社において、食品による健康被害が起きている中、その原因を正確に把握しようとして対外公表に時間を要した事例がある。リスク対応の面では本件と類似しているところがあり、「業務処理の正確さ」と「生じるリスク」とを比較して、何を優先して対応すべきかを考えていくべき。
  • トラブルが発生した際、自組織の中だけで何とかしようという意識があると結果的に後手に回る。今回のケースを教訓に組織間での情報共有について改善を検討してほしい。

ご契約内容等のお知らせ書面の不交付等

  • 再発防止策として、電気の契約業務に関連する社内ルールや実運用が関係法令に適合しているかについて確認を行うとされているが、こうした動きを他業務にも広げていって欲しい。
  • (お客さまからのお申し出を踏まえ対応した結果として、書面交付等の義務に違反することとなった点について)法律やルールを守った上で、業務が回らない場合や困ったことがある場合は、その声が本社に届くような体制を作り、一緒に改善方法を考えていくべき。
  • 契約申し込みを受け付ける委託員に対する教育が採用時のみであったことが原因のひとつ。どのような考え方で所定の手続きを実施しなければならないのか、定期的な教育で伝えていくことが大事。

2025年度内部監査結果の報告(9月~11月分)

  • 指摘事項だけでなく、好事例を取り上げることで、その組織の励みになると思う。他の社員への周知にもなるため、継続してほしい。
  • 現業機関における業務改善の取り組みについて、社員の担当業務や年代を混在させたチームで検討したこと、検討した結果を本社組織に提言して連携しながら進めたことは良い事例。

行為規制遵守を目的とした委託先管理の取り組み状況

  • 委託先に対するモニタリングの結果、概ね問題ないことを確認したとのことであるが、想定外の問題が潜んでいる可能性もある。問題は必ず生じるものだという前提に立ち、予測的な対策を講じてほしい。
  • 中国電力ネットワークから非公開情報の提供を受けている会社に、当社から行為規制違反リスクのある業務を委託する場合の対応策について、委託業務の内容に応じて必要な対応の強度が変わることも踏まえた検討をしてほしい。

企業文化変革の推進に向けた取り組み状況

  • 社員によるワークショップや役員との意見交換会について、このような取り組みを継続することで企業文化変革に向けた気風がより培われることが期待できるので、継続して開催してほしい。
  • 「中国電力はもっと変わろうプロジェクト」に参加した社員には、それぞれの職場での発信者となってもらい、企業文化変革を推進するサポーターとしての役割を担ってもらってはどうか。

2線業務の実施状況と今後の方向性

  • 1線(業務執行部門)による業務の適切性を2線(コンプライアンス推進部門等)がチェックする際は、当該実務経験者の勘所を採り入れることと、素人の視点で確認することのいずれも大事。「相手はプロだからこれでよいはず」と疑問点を放置するのではなく、踏み込んだチェックをしてほしい。
  • 一連の不適切事案が発生した時は大きな危機感があったと思うが、徐々に問題が解決していくにつれて、リスク感度が鈍っていき、風化との闘いになっていく。常に同じ緊張感を維持するのは難しく、失敗は必ず発生するので、小さな失敗も真摯に捉えて地道に対応していくことが大切。

【参考】「内部統制強化委員会」を設置しました(2023年9月)