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電気事故防止に関するお願い
送電線付近でクレーン車等の重機を使用して作業する場合には、ブームなどが電線に接触しなくても、接近するだけで電気が流れて生命にかかわる重大な感電災害や停電事故が発生することがあります。
また、停電事故が発生しますと、一般家庭をはじめ工場、病院などが停電し広範囲にわたり大きく影響します。
送電線付近で作業される場合やクレーン付台船等高さのある船を航行される場合には、感電災害や停電事故防止のため、必ず事前に作業または航行予定箇所の最寄りにある中国電力ネットワークまでご連絡をお願いします。
送電線付近の作業の際は、事前に当社へ連絡を!
送電線付近でクレーン車による建築、造園、くい打、樹木伐採、索道架設などの作業をされる場合や、クレーン付台船等の航行をされる場合には、作業箇所付近や航路に電線がないかどうかをよく確認され、もしあれば施工時や航行時はもちろんのこと、計画段階でお知らせください。
また、当社の施設した地中電線(電力ケーブル)付近で、地下埋設、掘削などの作業をされる場合にも、事前にお知らせいただき、当社社員が立ち会いますので、試掘確認作業を必ず実施してください。
お知らせいただくと、打合せ日時・場所を設定させていただき、電気的な面から安全作業について打合せをさせていただきます。
打合せ等の手順は、以下のとおりです。
【打合せ内容】
- 工事期間
- 重機使用期間
- 作業方法
- 保安措置
- 連絡方法 等
このような作業は要注意!
クレーン車による建築作業
- 造園作業
- 樹木の伐採作業
ビル建築の基礎作業
- くい打ち作業
- ボーリング作業
水道管の埋設作業
- ガス管埋設作業
- 道路掘削作業
無人飛行機(ドローンなど)の空撮作業
- ドローンなどによる調査・点検
- ラジコンヘリによる農薬散布
クレーン付台船等高さのある船の航行
- クレーン付台船等、高さのある船の航行
船舶の投錨
- 海底送電線付近での船舶の投錨
守ってください安全作業の4つのポイント
① 電線からの安全な距離を守ってください
送電線との安全距離などは労働基準局からの通達で具体的に示されています。
実作業にあたっては目測誤差、機械の動きの惰性、索道の揺れなどを考慮する必要がありますので、各現場で当社の社員と打合せをしてください。
無人飛行機(ドローンなど)は、航空法に基づき安全な距離を確保してください。
船舶航行の際は必ず海上保安庁発行の海図ならびに水路誌に記載の「場所」「高さ」をご確認ください。
投錨場所付近に海底送電線がないかご確認ください。
車両運行や船舶航行にあたっては、クレーンブームが下りていることを必ず確認してください。
※クレーン車等の重機での作業の際は、必ず電線から下表の距離を保ってください。(電線に接近するだけで感電負傷の恐れがあります)
電線の電圧(kV) | 6.6 | 22・33 | 66 | 110 | 220 | 500 |
---|---|---|---|---|---|---|
電線からの安全な距離 | 2m | 3m | 4m | 5m | 6m | 11m |
② 専任の監視人を配置してください
他の仕事と兼務ではおろそかになる恐れがありますので、必ず専任の監視人を配置してください。
③ 重機は必ず接地(アース)して作業してください
クレーンなど重機が電線に接近もしくは接触した場合に、作業員の感電災害を防止するために重機は必ず接地(アース)してください。
④ 万一、事故が起きた場合、至急連絡してください
万一、事故が起きた場合には、至急打合せした当社社員または作業実施箇所の最寄りにある中国電力ネットワークへ連絡をしてください。
万一、クレーン等の重機や無人飛行機(ドローンなど)が送電線に接触または接近して事故が発生した場合は、設備の損傷や停電等に伴う損害について、多額の損害賠償をご負担いただく場合があります。
建物の解体を予定されているお客さまへ
建物を解体される場合、電気の引込線と計量器(電気メーター)を撤去する必要がありますので、解体日の2週間前までに当社へご連絡をお願いします。
なお、撤去工事については、施設場所等に応じて、準備に時間を要する場合もありますので、建物の解体計画がありましたら、余裕を持った日にちでのお申込みにご協力ください。
また、解体日当日のお申し込みなど、撤去工事期間に余裕がない急なお申込みには対応致しかねますので、あわせてご理解とご協力をお願い申し上げます。
電気の契約廃止を伴う場合は、ご契約先の小売電事業者(資源エネルギー庁ウェブサイト)さまへご連絡ください。(隠岐諸島・見島を除く)