島根原子力発電所2号機 中央制御室空調換気系ダクト腐食事象の報告書に係る補正書の提出について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所2号機 中央制御室空調換気系ダクト腐食事象の報告書に係る補正書の提出について

 当社は,平成28年12月8日に,島根原子力発電所2号機(沸騰水型,定格電気出力82万キロワット)の中央制御室空調換気系※1のダクトに腐食孔を確認したことを踏まえ,平成29年3月9日に,点検調査および原因調査ならびに再発防止対策を取りまとめた報告書(以下,「当該報告書」)を,実用炉規則※2に基づき,原子力規制委員会に提出しました。(平成28年12月8日,12月16日,12月27日,平成29年3月9日 お知らせ済み)

 本日,当該報告書に係る補正書を,原子力規制委員会に提出しましたので,お知らせします。

このたびの補正内容は,当該報告書の提出以降に行われた原子力規制庁との面談における指摘事項等を踏まえ,原因調査データの追加や,再発防止対策であるダクト仕様の見直し等の内容を具体化したもので,当該報告書に記載した推定原因※3に変更はありません。

 なお,このたびの補正を含め,当社の報告内容については,今後,原子力規制委員会において確認を受けることとなります。

 当社は,再発防止対策を着実に実施するとともに,引き続き,原子力発電所の安全性向上に努めてまいります。

※1 発電所の運転・監視を行う中央制御室の給排気をコントロールする系統。通常時は,外気を取り入れて中央制御室の換気を行うが,事故発生時には,事故が収束するまでの間,運転員がとどまって監視や操作が行えるよう,外気の取り入れを遮断し,空気フィルタを介して内部循環させる機能が求められている。

※2 実用発電用原子炉の設置,運転等に関する規則

※3 ダクト内部で発生した結露ならびに外気とともにダクト内に取り込まれた水分および海塩粒子が,ダクト内面に付着し,腐食を発生させた。

以上