9月前半(10月9日公表)
不適合の管理状況(平成24年9月前半審議分)
平成24年9月1日~平成24年9月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 3件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月4日 | 1号機 | 定期検査中 | 経済産業省原子力安全・保安院からの指示を受け,原子炉装荷中および燃料プール貯蔵中の燃料に装着されている全てのチャンネルボックスの上部(クリップ)(以下「クリップ」という)について点検した結果,クリップ接合部の一部に欠損しているチャンネルボックスがあることを確認した。(平成24年9月10日公表済)) 今後,本事象の原因調査や燃料への影響評価等を行う。 (チャンネルボックス:燃料集合体の外部を覆っている金属製の筒) (クリップ部:燃料集合体からチャンネルボックスを着脱する際に工具を固定するために設けられたもの) |
2 | 9月4日 | 2号機 | 定期検査中 | 経済産業省原子力安全・保安院からの指示を受け,原子炉装荷中および燃料プール貯蔵中の燃料に装着されている全てのチャンネルボックスの上部(クリップ)(以下「クリップ」という)について点検した結果,クリップ接合部の一部に欠損しているチャンネルボックスがあることを確認した。(平成24年9月10日公表済)) 今後,本事象の原因調査や燃料への影響評価等を行う。 |
3 | 9月4日 | 共通 | ― | 平成24年8月10日の不適合判定検討会の案件「No.6モニタリングポスト[PDF:55KB]の伝送装置故障」事象において,機器の重要度情報について事務局から提供した情報が間違っていることを確認した。 当該案件について,正しい機器の重要度情報を提供し再判定した。 (モニタリングポスト[PDF:55KB]:環境モニタリングのため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) 注)平成24年9月7日に公開した「No.6モニタリングポストの伝送装置故障」事象は,再判定した結果を掲載しています。 |
Cグレード 8件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月3日 | 2号機 | 定期検査中 | 燃料移動のため燃料取替機移動時において「起動前チェック」を実施したところ,操作室にて「起動前チェック異常」を表示し次工程に進まないことを確認した。 「起動前チェック異常」の信号を復旧する。 (起動前チェック:燃料取替機移動時に運転するための条件が全て整っていることを確認すること) |
2 | 9月5日 | 共通 | ― | D-純水装置において,装置の入口配管接続部から水のにじみを確認した。 当該接続部を補修する。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
3 | 9月7日 | 共通 | ― | ガスタービン発電機[PDF:27KB]用泡消火設備の点検において,泡消火用薬剤の量が規定値より少ないことを確認した。 当該薬剤を補充する。 (ガスタービン発電機[PDF:27KB]:燃料の燃焼で発生した高温ガスでタービンを回して発電する設備) |
4 | 9月10日 | 共通 | ― | 化学消防車[PDF:32KB]の点検において,水と薬剤の混合比を調整するダイヤルが動かないことを確認した。 当該ダイヤルを補修した。 |
5 | 9月11日 | 共通 | ― | B-純水装置において,装置の途中に設置しているポンプのドレン配管接続部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該接続部を補修する。 |
6 | 9月11日 | 共通 | ― | 4号所内ボイラーにおいて,リン酸苛性ソーダ注入ポンプを運転するためにスイッチを「入」としたが運転できないことを確認した。 当該ポンプを点検する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置(1,2号機プラント用として3号・4号の所内ボイラー2基を設置)) (リン酸苛性ソーダ:ボイラーの水のPH(ペーハー)を調整するための薬液) |
7 | 9月13日 | 1号機 | 定期検査中 | 水ろ過装置において,A-ろ過水ポンプ用ミニマムフロー配管の溶接部から水の漏えいを確認した。 当該溶接部を補修する。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) (ミニマムフロー:ポンプの過熱損傷防止のための最低流量を確保するライン) |
8 | 9月13日 | 1号機 | 定期検査中 | 原子炉建物空気冷却設備において,サージタンクへ水を補給する配管の溶接部から水のにじみを確認した。 当該溶接部を補修する。 (原子炉建物空気冷却設備:原子炉建物内の雰囲気温度を冷却する設備) (サージタンク:水流水圧の急激な変化を吸収するために設置したタンク) |