家族の時間がとれない人にこそキャンプをオススメしたいワケ

とある週末、親は家の片づけ、子どもたちはゲームにYouTubeと、ひとつの家にいるのに心の目線はバラバラ…なんてこと、ありませんか？ 「家族との時間がとれない」と嘆いている方にこそ、みんな揃ってのキャンプ“ファミキャン”がオススメです。

キャンプでは便利なモノがないところからスタートします。その中で、みんなの拠点＝テントを立てたり、暖をとるために薪を割ったり、一緒に食事を作ったり。「子どもたちと一緒にする」たったそれだけで、おうち時間の何倍もコミュニケーションが生まれるから不思議！ 親のカッコいいところを見せられる時もあれば、「そんなこと、いつできるようになったの!? 」と、思わぬところで子どもたちの成長を垣間見られることだって。

ファミキャンの最大の魅力は、そういった「家族でひとつの時間を共有できる」こと。一歩踏み出すことさえできれば、楽しい家族時間が待っているハズです!

赤裸々!? 我が家のファミキャンエピソード

子どもが小さい時は当然、準備も設営もすべて大人のみと大変でした。また、危ない場所やキャンプ場のルールを伝えても、なかなか理解できないこともあり、何度も繰り返し教えたのを覚えています。

キャンプには、ハプニングもつきもの。突然、嵐に遭ったことがあり、車に避難して数時間を過ごしました。
幸い、夫が子どものころからボーイスカウトで培ってきた経験があったので、ロープで補強してテントも無事。その後は何事もなくテントの中で過ごすことができ、キャンプの基本は「備えあればうれいなし」だと痛感しました。

そんな中でのファミキャンの魅力は、子どもの成長がダイレクトに感じられること。先日、雪キャンプに行ったのですが、1年前は大人のみで雪かきをしていたのに、今回は子どもたちも戦力になっていて、かなり時短でした。また、ゆっくり過ごせるキャンプでは、子どもたちが積極的に料理などのお手伝いしてくれます。そこから自信がついて、家でも朝食などを自分で用意してくれるように! キャンプで「仕事を任せられた」ことの責任感などは、日常生活でも活きていますね♪

もう手放せない! 買って良かった我が家の神ギア

マルチグリドル

とにかくこれは購入一択! さまざまな料理に使用できるうえに、片づけが超簡単。お皿にもなるので、直火使用ができる大皿って感じです。また、サイズもソロ用からファミリーサイズまであり、家族の食事量に合わせて選択できますよ。我が家では毎回、何かの料理で使用しています! 種類はいろいろありますが、買って損はありません。

Grouse Extension Table
（延長テーブル）

別名「くっつき上手」の名前がある便利テーブル。テーブルの長さを延長すれば、ファミリーサイズに変身! さらに、フラットバーナーなどもフィットするので、調理も簡単に。子守りをしながら調理できて、めちゃくちゃオススメです。

吸着式マグネットフック

タープやテントを挟んで、磁石でくっつけるだけで簡単にランタンフックが完成。自分の好きなところにランタンをかけられます。細かいギアなので、我が家では子どもたちにひとつずつ持たせ、ギアの管理やモノを大切にする気持ちなどを教えています。

+αであると便利なアイテム

キャンプギアのほかに、サッカーボールなどの遊び道具を持って行くと、時間を持て余さずに過ごしてくれます。あとはお菓子と、予備にカップラーメンを持って行くと◎。我が家は大量にトランクカーゴに入れています!

初めてのファミキャンはキャンプ場選びを入念に

ポイントは大きく2つ。

車が横付けできるサイト（区画）か

特に小さいお子さんがいるファミリーは重要。というのも、我が家もそうだったように、小さい子ども連れだと夜泣き問題がありますよね。そういった時、車で寝かしつけられると、子どももまわりの方も安心して夜を過ごせると思います。

トイレは子どもだけで行ける距離感か

こちらも要確認事項のひとつ。年齢によりますが、離れていると子どもだけではいけないことがあるうえ、安全面でも心配です。なので、事前に分かっていると、トイレの手間なども把握できます。

ファミキャンにおすすめの中国地方のキャンプ場3選

高規格キャンプ場!
大山の絶景と星空を満喫

FBI DAISEN（鳥取県西伯郡）

中国山地の秀峰・大山の麓に位置するキャンプ場。ここのキャンプ場はとにかく設備・サービスが高規格! トイレは清潔でオシャレだし、炊事場ではお湯が出るし、バーやプールまである。そしてなによりスタッフさんがやさしい! 近隣県はもちろん、関西や四国からもお客さんが続々来られていますよ。あと、日本一の星空“星取県”と言われている鳥取県だけに、星空が本当に素晴らしかった!

◆キャンプ場内や周辺のおすすめスポット

「ここキャンプ場? 」と疑ってしまうぐらいオシャレなバーがあります。あとはトランポリンもあって、子どもたちは無限に跳んでいました（笑）。また、テント、シュラフ、チェアといったキャンプ用品一式をレンタル可。手ぶらでキャンプを楽しめるのもポイントですね。

FBI DAISEN

住所：鳥取県西伯郡伯耆町小林706
TEL：0859-57-3428
https://fbi-camping.com/daisen/

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公園で遊ぶ子どもたちを
眺めながら癒しの時間

北房もみじ公園キャンプ場（岡山県真庭市）

全面フリーのオートサイトで、上サイトと下の公園サイトの2エリアで構成。公園サイトは遊具の周りにテントを張れるため、大人はゆっくりくつろぎつつ、子どもたちは公園で大はしゃぎと、マイペースに過ごせるキャンプ場です。広葉樹が植樹され、春は桜がキレイですし、秋は紅葉がステキ。ゆとりを持ったサイト配置となっているため、自分たちが利用できるスペースを広々確保でき、周辺テントとの距離を保てるのもいいですね。

◆キャンプ場内や周辺のおすすめスポット

管理ハウス内で、キャンプに最適なハリケーンランタンやかわいいテーブルランタンを各種販売。すぐに使用できるよう灯油サービスもされています。また、キャンプ場から5分ほどの場所にある「きよとうカフェ」の割引券ももらえます！ 季節のフルーツが絶品なんですよね～。

北房もみじ公園キャンプ場

住所：岡山県真庭市阿口3262-37
TEL：080-7835-8024（予約はHPからのみ受付）
http://www.hobase.net/index.html

※公園サイトの利用は小学生以下の子どもがいるファミリー限定

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三日月状に広がる砂浜は
アクティビティも多彩

クレセントビーチ海浜公園キャンプ場（広島県福山市）

瀬戸内に面した海浜公園で、その名の通り三日月（クレセント）状に美しい砂浜が続きます。海水浴はもちろんのこと、SUPや海上アスレチックといったアクティビティが豊富。そしてなにより、美しい瀬戸内海の景観に心身ともに癒されるキャンプスポットです。オールシーズン開いているうえ、利用料金は1泊2日2500円とお手頃。なにかと手間もお金もかかりがちなファミリーキャンプにもってこいですよ!

◆キャンプ場内や周辺のおすすめスポット

砂浜にカニが歩いていたりと、自然の豊かさを実感できる場所。海産物の宝庫として知られる場所なので、現地でBBQ食材を調達するのもいいですね。また、近くには国内外との交易で栄えた港町・鞆の浦があり、観光もあわせて楽しめます。

クレセントビーチ
海浜公園キャンプ場

住所：広島県福山市内海町ハ340-7
TEL：084-986-3100
https://crescentbeach.jp/

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子ども歓喜! 我が家の簡単キャンプ飯

餃子の皮で手が止まらなくなるラザニアを

ラザニア風

1. ①お好きな野菜を食べやすいサイズにカット。我が家はナスを使いました。
2. ②野菜に火が通ったら、餃子の皮をのせ、ホワイトソースをたっぷりと。さらにその上に餃子の皮を重ねます。
3. ③真ん中にミートソースを加え、餃子の皮をトッピング。
4. ④最後にチーズをのせ、まわりにカットしたパンを並べたら完成です。子どもたちが無言でパクパク食べてくれます!

キャンプのストック食料にもおすすめ

ワンパンサンド

1. ①マルチグリドルやフライパンなどに溶き卵を入れ、そこへ食パンを片面ずつ浸けていきます。（食パン1枚につき卵1個）
2. ②両面に火が通ったらチーズとハムをのせ、半分に折り畳むようにしてサンド。
3. ③食べやすいサイズにカットしたら完成です。残ったBBQ食材を挟むなどしてアレンジも自由自在!

冷凍チキンライスを使って時短キャンプ飯

簡単オムライス

1. ①冷凍チキンライスをフライパンなどで温めます。
2. ②溶き卵をフライパンに流し入れて、オムライス風に形を整えたら完成。アレンジでチーズなどを入れてもおいしいですよ。あと、底が深くなったマルチグリドルがあると、よりオムライスっぽく仕上がります。