風を起こそう。「島根スサノオマジック」

松江市を本拠地とする「島根スサノオマジック」は、チャンピオンシップに2度進出経験のあるB1西地区の強豪チーム。島根県初となるプロスポーツチームを発足時から応援しているブースターも多く、親・子・孫三世代で試合観戦に訪れる人も。地域に根ざし、愛されているクラブです。

まるでライブ!? スサマジい会場演出でひとつに!

※写真は昨シーズンのもの

炎を使ったオープニングや、ストーリー性があるカッコいい選手紹介映像など、エンターテインメント性に富んだ会場演出が魅力です。試合中も音響とアリーナMC・HONSHOWさんの声で応援に一体感が生まれ、まるでライブやフェスに参加しているよう! 初めて来た人やバスケットに詳しくない人も楽しめます。ホームアリーナ「松江市総合体育館」の1階席は選手との距離が近く、表情や汗まで目の当たりにできるのでオススメです。
チアパフォーマンスグループ「アクア☆マジック」も必見。彼女たちが歌うオリジナルソングとキュートなダンスで会場を盛り上げます。選手たちのプレーや試合展開はもちろんのこと、様々に楽しめるのが島根スサノオマジックのホームゲームです。

今シーズンの注目選手はチームを支える2人のビッグマン

※写真は昨シーズンのもの

ニック・ケイ選手はオーストラリア出身のパワーフォワード・センター（リバウンドなどゴール下で活躍するポジション）。チームへの思いが強く、守備やリバウンドなど体を張るプレーに全力で取り組みます。冷静で献身的で、「武士」という言葉は彼のためにあるのではないかと思うほど。ラーメンが好きで番組出演時の「食レポ」も上手でした。

※写真は昨シーズンのもの

ケイ選手と同じく、パワーフォワード・センターの谷口大智選手は、オンオフのギャップが魅力。34歳のベテランは、チームの「お父さん」的存在で年下選手からイジられたりすることも。しかし、いざコートに入ると、外国籍選手を相手にリバウンド争いなどで体をぶつけ合います。さらに、201cmのビッグマンでありながらスリーポイントも得意。動物好きでもあり、多趣味な谷口選手は自身のYouTubeチャンネルを持っていて、トーク力も抜群です!

タレント集団が目指すは頂点！

※写真は昨シーズンのもの

今季は、移籍前のクラブでも主力として活躍したコティ・クラーク選手、ジェームズ・マイケル・マカドゥ選手をはじめ5名が新加入。4期目を迎えたポール・ヘナレ ヘッドコーチの手腕のもと、同じく共に在籍4年目のエース安藤誓哉選手、ニック・ケイ選手らとの歯車が噛み合い、個性豊かな選手たちの力が発揮される時が楽しみです。チームもブースターも、「今年こそは頂点に! 」と強い気持ちで臨む、新シーズンの始まりです!

ニック・ケイ選手を深掘り!

一番大切にしているのは「チームプレーであること」。スリーポイント王に輝いたこともある高いシュート力は相手にとって大きな脅威ですが、「個人的な活躍より、ディフェンスやリバウンド、スクリーン（味方をフリーにする動き）など細かい部分をコントロールし、チームの勝利に結びつけることが最優先。チームとしての成功が個人の成功に繋がると思っています」。

この夏、オーストラリア代表としてパリ五輪に出場。「自国を代表し世界最高峰の選手たちと渡り合えたことはとても素敵なことでした。家族や友人が自分の活躍を見てくれたのも嬉しかった」。ほぼ休む間もなくBリーグが始まりますが、「オフシーズンでもなるべくプレーし、常にコンディションを維持することを心がけているので、錆びることはないです」。

島根の人たちのために…

「常に応援し支えてくれる、素晴らしい人たち」と称する島根ブースターの存在が戦う原動力。「散歩をしていると声をかけてくれたり、小さな街であることを感じないぐらい試合会場にたくさん人が来てくれたり。このコミュニティにおいて、スサノオマジックが大切な役割を担っていることを実感し、活性化することができているのを嬉しく思います」。

今季は安藤選手と共にキャプテンに就任。新加入選手に対し、バスケに関わることはもちろん、松江の街についてまで、「島根カルチャー」を伝えています。「他のチームと同じく、優勝が最終的な目標ですが、毎日継続して一貫性を持ちながら良い日を重ねていくことが短期的な目標です。チームがベストな状態になれるよう貢献するとともに、島根のコミュニティを代表して、我々のバスケを見ることで、より繋がりを感じてもらえるようなチームを作りたいです」。

家族と過ごす時間も大切に

プライベートでは、自身の家族や選手の家族と一緒に、近くの海岸に出かけて日光浴や水遊びを楽しむのがお気に入り。“日本で一番好きな食べ物”というラーメンの魅力について尋ねると、「変わった発想と思われるかもしれないけれど、麺とスープ、2つの食事を一緒にしているところです。スープは辛いものやトマトを使ったものもあったりして、味に深みやコクがあるのが良いですね」。