島根原子力発電所 低レベル放射性廃棄物充填固化体の製作について
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中国電力株式会社
島根原子力発電所 低レベル放射性廃棄物充填固化体の製作について
当社は,島根原子力発電所において,低レベル放射性廃棄物(以下,「LLW」という)のモルタル充填に用いる流量計問題(平成27年6月30日,7月9日,9月11日お知らせ済み)が判明して以降,充填固化体※1の製作を見合わせておりましたが,今後,準備が整い次第,充填固化体の製作を再開することとしましたので,お知らせします。
島根原子力発電所では,新規制基準対応の工事等により,現在も継続的にLLWが発生しており,適切な処理・管理および計画的な日本原燃(株)低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ヶ所村)への搬出が必要なため,充填固化体の製作を再開するものです。
製作再開にあたっては,不調が確認された添加水流量計およびモルタル充填流量計を適正に校正された新品に取り替えるとともに,再発防止対策にもとづき,設備を構成する計器等も適切に点検・管理※2しています。
当社は,引き続き再発防止対策に取り組むとともに,流量計が校正されていない状態で製作されたLLW充填固化体の埋設基準への適合性確認等を進めてまいります。
※1 充填固化体とは,次の2種類の充填固化体を総称したもの
- 放射性廃棄物のうち,金属類,保温材などを溶融処理後,ドラム缶に収納し,モルタルで一体となるように固型化した溶融固化体
- 放射性廃棄物のうち,塩化ビニール,プラスチックなどを直接ドラム缶に収納し,モルタルで一体となるように固型化した直接充填固化体
※2 流量計を含むモルタル固型化設備は,統合型保全システム(EAM)の改良完了(平成28年度末を予定)までは,再発防止対策として策定した点検計画実績管理表にもとづき,適切に点検・管理を行います。
以上