2号機:耐津波設計方針

  新規制基準では,重要な安全機能を有する施設は,施設の供用期間中に極めてまれであるが発生する可能性があり,施設に大きな影響を与えるおそれがある津波(基準津波)に対して,その安全機能を損なわない設計であることが求められています。

2021年2月18日(木)新規制基準適合性に係る審査(179回目)(第948回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その4)】
  これまでの審査会合(第940回審査会合(2021.1.29))において指摘を受けた,地震により防波壁の基礎底面に傾斜が発生した場合における防波壁の構造成立性について,解析により構造成立することを確認した旨を説明しました。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2021年1月28日(木)新規制基準適合性に係る審査(177回目)(第939回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する説明および指摘事項の回答(その3)】
  これまでの審査会合(第925回審査会合(2020.12.1))において指摘を受けた,津波防護施設まで到達する漂流物の選定について,漁業法の制限等を踏まえ,基本とする設計条件および不確かさを考慮した設計条件を設定することを説明しました。
  また,敷地前面の津波の襲来状況等を把握する津波監視カメラを,発電所敷地内に追加設置することを説明しました。

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2020年12月1日(火)新規制基準適合性に係る審査(174回目)(第925回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する説明および指摘事項の回答(その2)】
  浸水防護設備のうち隔離弁,ポンプおよび配管系の設計方針について,従来からのSクラス設備と同様の耐震設計を適用し,浸水防止機能を保持すること等を説明しました。
  また,これまでの審査会合(第909回審査会合(2020.10.15))において指摘を受けた, 津波防護施設まで到達する漂流物の選定について,発電所沿岸および沖合で操業する漁船の操業エリアおよび航路の不確かさ等を考慮し,より保守的に対象漂流物を見直したこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,発電所付近の漁業権の設定区域について資料を充実するとともに,漂流物衝突荷重の設定における不確かさについて考え方を整理すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年10月15日(木)新規制基準適合性に係る審査(170回目)(第909回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その13)】
  これまでの審査会合(第736回審査会合(2019.6.27)第869回審査会合(2020.6.25)第876回審査会合(2020.7.14)第888回審査会合(2020.8.20)第894回審査会合(2020.9.3))において指摘を受けた,発電所まで到達する漂流物の選定に係る設計方針について,施設護岸から500m以内で操業する漁船等を対象とするよう見直したこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,施設護岸から500m以内を航行する船舶も含めて,より保守的に漂流物を評価して説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年9月3日(木)新規制基準適合性に係る審査(167回目)(第894回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その12)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)第736回審査会合(2019.6.27))において指摘を受けた,発電所まで到達する漂流物の選定方針について,発電所周辺の船舶は津波到達までに退避できることから,漂流物としない方針に見直したこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,発電所周辺の船舶が航行不能となることを踏まえても漂流物として考慮しないことの妥当性を説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年8月20日(木)新規制基準適合性に係る審査(164回目)(第888回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する説明および指摘事項の回答】
  地震・津波に対する防波壁の構造についての設計方針および構造成立性を説明しました。
  また,これまでの審査会合(第870回審査会合(2020.6.30))において指摘を受けた,鋼管杭式逆T擁壁の設計方針について,杭先端のせん断抵抗に期待しない設計に見直すこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,波返重力擁壁のケーソンの構造成立性について,解析対象以外の構造が異なる断面の構造成立性や解析方法の詳細を明確に説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年7月14日(火)新規制基準適合性に係る審査(162回目)(第876回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その11)】
  これまでの審査会合(第142回審査会合(2014.9.30)第686回審査会合(2019.2.26)第715回審査会合(2019.5.21)第819回審査会合(2019.12.24)第828回審査会合(2020.1.28)と現地調査(2019.9.20))において指摘を受けた,荷揚場作業に係る車両・資機材について地震による荷揚場周辺の沈下や車両の故障を考慮しても砕石等による段差復旧や牽引等により津波に対して退避,撤去が可能であることを確認したこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,地震発生後,荷揚場作業に係る車両・資機材を退避させるまでの間に漂流物とならない現実的な対策を検討すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年7月7日(火)新規制基準適合性に係る審査(161回目)(第872回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その10)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)第699回審査会合(2019.4.4)第715回審査会合(2019.5.21)第853回審査会合(2020.3.24))において指摘を受けた,朔望平均干潮位について,保守的な評価となるよう観測期間中の最低水位に見直したこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,大津波警報発令時に循環水ポンプを停止する運用について,別に審査中の津波発生時の運用対応の中で審査するとのコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年6月30日(火)新規制基準適合性に係る審査(160回目)(第870回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その9)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)第701回審査会合(2019.4.9)第790回審査会合(2019.10.31)第839回審査会合(2020.2.25)と現地調査(2019.9.20))において指摘を受けた,防波壁に近接する施設護岸が地震等により損傷した場合の防波壁に与える影響について,止水性に万全を期すため,防波壁背後に止水性を有する地盤改良を実施する対策を行うこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,防波壁を構成する鋼管杭式逆T擁壁や波返重力擁壁について,地震・津波に対する構造成立性を説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年6月25日(木)新規制基準適合性に係る審査(159回目)(第869回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その8)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)),(第828回審査会合(2020.1.28))において指摘を受けた,浸水防護重点化範囲の設定について,タービン建物に防水壁等を設置し,耐震Sクラス設備を設置するエリアと復水器を設置するエリアに区画すること等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,復水器水室出入口弁等の津波の波力に対する設計方針を説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年5月26日(火)新規制基準適合性に係る審査(155回目)(第863回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その7)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26))(第739回審査会合(2019.7.2))において指摘を受けた,防波壁両端部の津波防護上の障壁となっている地山について,基準地震動および基準津波に対する健全性を確保していることから,地山斜面の崩壊は入力津波を設定する際の影響要因として設定しないことを説明しました。

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2020年3月24日(火)新規制基準適合性に係る審査(150回目)(第853回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その6)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)第699回審査会合(2019.4.4)第715回審査会合(2019.5.21))において指摘を受けた,入力津波の設定における朔望(※)平均潮位の設定について,近年5年の潮位観測記録に基づき設定することを説明しました。
  原子力規制委員会からは,引き波時の安全性について,取水路等の形状を踏まえて再検討すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

用語解説
※朔望:月の満ち欠け。朔は新月,望は満月のこと
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2020年2月25日(火)新規制基準適合性に係る審査(143回目)(第839回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その5)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)第701回審査会合(2019.4.9)第790回審査会合(2019.10.31))において指摘を受けた防波壁の設計方針について,発電所の特性を踏まえた構造の特異性等を整理した上で,津波時等に維持すべき機能を喪失する事象を抽出し,設計・施工上の配慮すべき点などを説明しました。
  原子力規制委員会からは,近接する施設護岸が地震等で変形した場合の防波壁への影響を整理し,説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2020年1月28日(火)新規制基準適合性に係る審査(138回目)(第828回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答および重大事故等対処施設の津波防護方針の説明】
  耐津波設計方針のうち,重大事故等対処施設について敷地の特性に応じた津波防護を行うこと等を説明しました。また,これまでの審査会合(第142回審査会合(2014.9.30)第686回審査会合(2019.2.26)第715回審査会合(2019.5.21))において指摘を受けた,防波堤の有無による影響を考慮した対応策の選定の考え方について,運用対応によるメリットおよび設備対応によるデメリットを網羅的に踏まえても,設備対応の選定が妥当であること等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,設備対応の流路縮小工を設置する位置が妥当であることの根拠を説明すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2019年10月31日(木)新規制基準適合性に係る審査(126回目)(第790回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その4)】
  これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26)第701回審査会合(2019.4.9))において指摘を受けた,防波壁の構造についての設計方針および構造成立性について説明しました。
  原子力規制委員会からは,防波壁の構造上の弱部となり得る箇所を整理する等して,特有の技術的課題を抽出すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2019年7月2日(火)新規制基準適合性に係る審査(112回目)(第739回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その3)】
  津波による損傷の防止に関し,これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26))において指摘を受けた,津波防護の障壁となる地山の地質構造等について説明しました。
  原子力規制委員会からは,地山の安定性について,今後詳細に審査を進めるための資料を準備し,説明するようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2019年6月27日(木)新規制基準適合性に係る審査(110回目)(第736回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  津波による損傷の防止に関する指摘事項の回答(その2)】
  津波による損傷の防止に関し,これまでの審査会合(第686回審査会合(2019.2.26))において指摘を受けた,津波の影響算定方法(谷本式)を適用することの妥当性等について説明しました。
  原子力規制委員会からは,谷本式による評価が他の方式による評価と比較して保守的であること等を説明するようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2019年5月21日(火)新規制基準適合性に係る審査(106回目)(第715回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 津波による損傷の防止における指摘事項の回答】
  今回の審査会合では,前回の耐津波設計方針に係る審査会合(第686回審査会合(2019.2.26))において論点を示されたもののうち,防波堤が地震により損傷した場合の運用方針や,漂流物の影響評価等について妥当性を説明しました。
  原子力規制委員会からは,防波堤の有無による影響を考慮した対応策の選定の考え方や,漂流物が取水機能に及ぼす影響等について,より詳細に説明するようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

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2019年2月26日(火)新規制基準適合性に係る審査(101回目)(第686回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 耐津波設計方針について】
  今回の審査会合では,島根原子力発電所2号機に津波が到来した場合でも,安全上重要な設備に影響を及ぼさないことなどについて説明しました。
  原子力規制委員会からは,今後の耐津波設計の審査に関する論点が示されるとともに,耐津波設計に係る説明資料を充実するようコメントがありました。
  今後,審査等の場で詳細に説明を行ってまいります。

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