- 安定供給・電気安全
- 停電になったら
停電になったら
電気が消えた!
家の全部が消えている
当社設備の故障の可能性があります。停電情報,雷情報をご確認ください。
お客さまの地域が停電していない場合,分電盤を確かめてください。
分電盤を調べる
家の一部が消えている
原因として,電気が消える直前にスイッチを入れた家電製品により瞬間的に容量を超えた可能性があります。
また,電柱にあるヒューズが切れている可能性があります。
電球や蛍光灯の球切れの場合,新しいものに交換してください。
分電盤を調べる
安全ブレーカーが「切」れている
電気が切れる直前に使っていた家電製品をコンセントから外す
「切」になっている安全ブレーカーを「入」にする。
電気がついたら,ここで解決です!
安全ブレーカーが再び切れた
ブレーカーの操作方法

1.安全ブレーカーをすべて「切」にする。

2.漏電しゃ断器を「入」にする。
- 漏電しゃ断器によっては,完全に「切」にならない状態となることがあります。
一度「切」にしてから「入」にしてください。 - 「切」になると,つまみが手前に開くタイプのブレーカーもあります。この場合は,つまみを押し込んでいただくことで「入」になります。

3.安全ブレーカーを一つずつ「入」にする。

4.安全ブレーカーを「入」にしていく途中で漏電しゃ断器が切れた場合
- 漏電しゃ断器が切れる直前に入れた安全ブレーカーの回路が漏電しています。
- その安全ブレーカーを「切」にしてください。

5.悪い回路以外の安全ブレーカーを「入」にする。
家の一部以外は電気がついた場合,ついた電気は今までどおり使えます。
停電している回路にある家電製品をコンセントから外しても,安全ブレーカーを「入」にできない場合,中国電力ネットワークへご連絡ください。
停電の原因
1.お客さまの電気設備が原因の場合
需給地点(引込線取付点)以降のお客さまの家電製品が原因で電気の切れる場合があります。
電気の使いすぎによる場合
電気の使いすぎでブレーカーが動作し,電気が切れることがあります。使用する家電製品を減らしてお使いになるか,屋内配線の増強工事を電気工事店にお申し込みください。
お使いの家電製品や屋内配線が不良の場合
家電製品や屋内配線に不良箇所があり,漏電しゃ断器や安全ブレーカーが動作することがあります。原因と考えられる家電製品をコンセントから外して,ブレーカーを操作してください。
また,コンセントなどの屋内配線が水に濡れても動作することがあります。配線などが十分に乾いてからブレーカーを操作してください。原因がわからないときは,当社まで連絡してください。
2.当社の電気設備が原因の場合
工事による停電の場合
電気を安定してお届けするために,古くなった設備の取り替えや補強工事を行う必要があります。そのため,やむを得ず電気を止めなければならないことがあります。工事時間はできるだけ短くし,チラシなどであらかじめ日時をお知らせしますので,ご理解とご協力をお願いします。
設備故障による停電の場合
台風や落雷などが原因で当社設備に不具合が生じ,停電になることがあります。このようなときは,少しでも早く電気をお届けできるよう全力をあげて復旧作業に努めています。しばらくの間ご迷惑をおかけしますが,ご理解とご協力をお願いします。
3.万が一の停電に備えて,無停電電源装置(UPS)をオススメします
パソコンなどのコンピュータ機器は,停電や落雷などによる瞬時の電圧低下によっても誤動作,データの消滅をまねくことがあります。万が一の停電の際に,より安定してパソコンを操作するため,一定期間バッテリーから電気を受けることができる無停電電源装置(UPS)をおすすめします。
UPSについては,取り扱っているメーカーへお問い合わせください。
停電後の確認
1.長時間停電した後は電気給湯機のリモコンの時刻を確認しましょう
4時間以上(メーカーによって異なります)の停電があると,電気給湯機のリモコンの現在時刻がリセットされることがあります。リモコンの時刻をチェックし,現在時刻に合わせてください。また,各種設定が初期化される場合がありますので,あらためてご利用の設定に直してください。
※上記内容は,電気メーカー・機種によって異なる場合があります。必ず取扱説明書等でご確認ください。
2.停電後にテレビ・電話機・エアコンが使用できないときは
停電後にテレビ・電話機・エアコンが使用できない場合は,各ブレーカー回路のスイッチが「入」となっていることをご確認のうえ,家電製品のコンセントを抜き,その後差し込みすることにより,復帰する場合があります。
※各家電製品の具体的な操作方法は,メーカーの取扱説明書等をご確認ください。
配電線の復旧までの流れ
設備故障が発生し停電した場合には,配電線についているスイッチを「入」「切」することによって故障が発生した区間(故障区間)を特定し,故障原因の調査・復旧作業を行います。
当社は,停電時間の短縮,お客さま対応の迅速化,効率的な復旧作業に向け,「配電自動化システム」を導入しています。設備故障が発生すると,「配電自動化システム」により故障区間を検出し,故障区間以外に自動的に電気を送ります。
スイッチⅡとスイッチⅢの間(a③区間)で設備故障が発生した場合を例に,停電から復旧までの流れをご紹介します。
停電の発生
a③区間で設備故障が起きると,自動的にA変電所の遮断器が切れて,a線路のお客さまが全部(a①区間からa④区間まで)停電します。そのときスイッチⅠ,Ⅱ,Ⅲは自動的に「切」になります。
故障区間を特定する
約30秒後,A変電所の遮断器が自動的に「入」となり,間隔を置いて,スイッチⅠ→スイッチⅡの順に自動的に「入」となり,送電していきますが,スイッチⅡが「入」となった瞬間に,再度,A変電所の遮断器が切れてa線路は全部停電します。この時点で,a③区間に故障原因があると特定できます。
故障区間の手前まで送電する
さらに約30秒後,A変電所の遮断器が「入」となり,故障区間(a③区間)の手前のスイッチⅡまでのお客さまに電気を送り,停電状態を解消します。この時点では,スイッチⅡからスイッチSまでの区間のお客さまは停電したままです。
停電範囲を狭める
スイッチSが自動で入り,B変電所から送られている電気をスイッチⅢまで(a④区間のお客さまに)送ります。この時点で,故障原因のあるa③区間のお客さまだけが停電しています。このため,「道を挟んで向こう側の家は電気がついているのに,自分の家の一帯だけがまだ停電している」といったことが起きます。
故障区間が特定されると,社員が現場(a③区間)に出向いて故障原因を調査し,復旧作業を行います。
復旧作業終了後
復旧作業終了後,スイッチⅡを入れ,a③区間のお客さまに電気を送ります。これで,すべての区間において停電は解消されます。
最後に,スイッチⅢを「入」にし,スイッチSを「切」にして,電気の流れを故障前の状態に戻します。
損害賠償の免責
- 電気の供給を中止した場合で,それが当社の責めとならない理由による場合は,お客さまの受けた損害について賠償の責めを負いません。