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Top Ahaエネ! 「もしも」のときに役立てたい! 松江高専生が考えた防災・省エネグッズ発表会に潜入

「もしも」のときに役立てたい! 松江高専生が考えた防災・省エネグッズ発表会に潜入

中国電力×松江工業高等専門学校 コラボ特集

Ahaエネ! │ 2025.10.10

災害時や緊急時に役立つ、防災・省エネグッズ。覚えておくといいとは思いつつなんだか難しそう…というイメージが強いテーマを楽しく取り組めるものに変えたい!
そんなHAMORUWA編集部の思いを、今回、松江工業高等専門学校電気情報工学科の学生さんたちが形にしてくれました。

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松江工業高等専門学校って、どんな学校?

日本百景の1つである宍道湖や、松江城が近くにある松江市西生馬町。ここに、今回ご協力いただいた松江工業高等専門学校(※以降、松江高専)があります。松江高専のモットーは「学んで創れるエンジニア」の育成! その言葉のとおり、同校には実用的なものづくりをはじめ、ロボコンなどの各種コンテストへの参加など、さまざまな活動に積極的に取り組み、しかも、地元愛にあふれた学生たちがたくさん集まっています。日頃から地域と社会に貢献する視点を持っている学生たちは、一体どんなグッズを考案してくれたのでしょうか・・・?

「身近なものでつくる」をルールにチャレンジ!

今回の防災・省エネグッズづくり。HAMORUWA読者にとって普段から防災・省エネを意識するきっかけにするため、グッズ製作は「身近なものでつくる」をルールにアイデアを考案してもらいました!
夏の期末テストを終えた学生たちは、さっそくホームセンターや100円ショップでアイデアや材料探しへ「これならできる!」「やってみたい!」と思えるグッズを目指して、トライ&エラーを繰り返していきます。

いざ、プレゼン開始!

夏休み直前の暑い日、アツい想いを胸に、6つのグループが教室に集合! 先生方やHAMORUWA編集部の前で、つくったグッズを披露するプレゼンが始まりました。

A班は、夏の車内の暑さ対策がテーマです!
自作モジュールに、100円ショップで購入したコンパクト扇風機を合わせた「太陽電池で動く扇風機」を発表。駐車中の車内に置くことで、扇風機が動く仕組みになっています。電気工学を専攻する学生さんの知識が炸裂しています。

B班が披露したのは、かわいくて実用的な「クレヨンろうそく」!
災害時の停電リスクから、火をおこすのも一苦労することを想像して取り組んだそうです。

C班は2つのグッズをお披露目! 冬の災害時に役立つあったかアイテムをテーマに、乾電池を使った着火剤と、乾燥剤を活用した簡単カイロにチャレンジしました。

D班が発表したのは、子どもの心のケアにも配慮した「簡易灯ろう」! 割り箸やポリ袋を使うことで、ものづくりが楽しめて、温かい光と安らぎを生み出すアイデアに昇華しました。

E班が披露したのは、夏の災害時にも役立って、熱中症対策にもなる「瞬間冷却パック」。水・クエン酸・重曹を使い、化学の知識も駆使した、すぐにひんやり感が体験できるグッズとなりました。

F班は、災害時にもきれいな水を使いたいという思いから、「簡単ろ過装置」を製作。災害時に直面する水の課題に、実用的なアプローチで挑みました。

製作グッズ ピックアップ

ピックアップ①

いろいろな色で楽しみたくなる! 「クレヨンろうそく」

クレヨンを使うというアイデアがキャッチーな、ろうそくづくり!
メンバーがお気に入りの色のクレヨンを選んでチャレンジしたエピソードや、溶かして、固めるだけという、作り方の簡単さも心惹かれるものでした。

ピックアップ①

松江の文化にも貢献!? 「簡易灯ろう」

グループメンバーの発想が輝いていた「簡易灯ろう」
子どもの心のケアという視点は、レスキューロボ(※災害時に役立つロボット)のコンテストに参加した経験が活きたそうです。『災害時は物資の救援だけでなく、精神的なケアも大事だということを深く感じました。いつもの日とはまったく違う状況だからこそ、気分が落ち着いたり、楽しい気持ちを取り戻せるようなことまで考えたいと思いました。』

松江で恒例の夏イベント「灯ろう流し」も、アイデアのタネになったとのこと。『元々はランプをつくろうと思ってました。でも、せっかくなら松江の文化をみんなに知ってもらえたらと思って、灯ろうづくりに切り替えたんです。ポリ袋を被せるのは、授業で学んだ、光の拡散の知識を活かしてます!』

ユニークな発想で
防災・省エネをもっと身近に

個性豊かなオリジナルグッズを発表してくれた松江高専の学生たち。「防災」や「省エネ」と聞くと、つい身構えてしまう方もいるかもしれませんが、学生の皆さんが生み出したグッズは、どれも身近な材料で簡単に作れるものばかり。何よりも「つくって楽しい!」という視点を大切にしたユニークな発想でテーマに向き合う姿に感銘を受けました!

今回の企画が、皆さんの「もしも」の備えを考える新たなきっかけとなり、防災・省エネがもっと身近なテーマとして、日々の暮らしに溶け込んでいくことを願っています。あなたもぜひ、おうちにあるもので、気軽に始めてみませんか?

松江工業高等専門学校

住所:島根県松江市西生馬町14-4
TEL:0852-36-5111(代表)
https://www.matsue-ct.jp
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