中国電力 灰カラ三姉妹

エコパウダー コンクリートに混ぜて流動性と耐久性を高める資材

コンクリートに混ぜることにより、流動性を向上させ、耐久性を高めるエコパウダー。トンネル工事の吹付けコンクリートや、橋脚などの土木構造物の施工にご利用いただいています。コンクリートが扱いやすくなって作業効率が上がり、工事中の粉じん発生も抑えることができるため、作業環境の改善にも貢献。セメントの使用量を減らせるため、コスト低減にもつながります。
建材メーカーでは、外壁材や屋根材の原料としても活用されています。

エコパウダーの用途

トンネル工事等でコンクリート吹付材として(EPショット工法)活用されています。

  • 発じんを抑制して作業環境を改善
  • 高い付着性能で材料ロスを低減
  • ポゾラン反応による長期強度増進で耐久性を向上 事例へ

土木工事でFAコンクリートとして活用されています。

  • 流動性の改善による良好な作業性と仕上がり
  • コンクリートの発熱量と乾燥収縮量を低減してひび割れを抑制 事例へ

FCスラリーとして活用されています。

  • セメント分散効果で均質な改良体の造成 事例へ
  • スラリー量を確保した低強度改良体の造成
  • 施工性の向上により改良体接合部の施工および矢板打設等が容易

屋根材や外壁材等への建築用資材として活用されています。

  • 材料の充填性の向上
  • 製品の成型性の向上 事例へ

エコパウダーの特性

石炭灰(フライアッシュ)を粒子の大きさで選別し、粉状にしたエコパウダーの特性は、球形の微細粒子でサラサラしていること。そのため、コンクリートの原料に混ぜると、流動性が向上して耐久性も増進します。
そのうえ、石炭は長い年月をかけてできた植物の化石なので、それを燃やした副産物である石炭灰は、安心してお使いいただける資源です。

顕微鏡写真

「エコパウダー」は、石炭灰を資源として再生利用することに成功し、土木や建築などの分野で、エコ認定される新たな製品開発の原料にも活用されています。

12 つくる責任つかう責任
2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

活用事例

事例 1
土木工事
高規格道路トンネルや橋脚づくりで優れた施工性と仕上がりを実現
Before

高規格道路のトンネル工事や橋梁工事における、作業効率と作業環境の改善、材料ロスの低減、長期耐久性を向上させたい。

after

after エコパウダーを混和したコンクリートを使用することにより、トンネル工事では岩盤面への付着性能が飛躍的に向上。橋梁工事では発熱を抑制して橋脚のひび割れを防ぎ、すべての課題をクリアできましたわ。

EPショット工法によるトンネル工事
FAコンクリートを活用した橋梁
事例 2
地盤改良
下松石炭中継基地の基礎地盤対策にエコパウダーのFCスラリーを活用
Before

下松石炭中継基地の基礎地盤を、深層混合処理工法でより強固なものに改良したい。

after

after エコパウダーをセメントに混合したFCスラリーを利用して改良体を造成し、
地盤の安定性を高めましたの。

下松石炭中継基地の建設状況
FCスラリーによる施工の様子
事例 3
製品原料
建材メーカーの製品原料として土木用資材や建築用資材の開発に貢献
Before

エコパウダーの特性を活かした「エコ認定製品」を開発したい。

after

after ボックスカルバート、マンホール、自由勾配側溝、ブロックなどの
土木用資材や屋根材、外壁材、内装材などの建築用資材のコンクリート混和材として活用されております。

土木用資材の一例
自由勾配側溝
護岸ブロック
建築用資材の一例

エコパウダーの品質

エコパウダーはコンクリート用フライアッシュ(JIS A 6201)のII種、IV種に適合しています。

コンクリート用フライアッシュ(JIS A 6201)
項目 種類
フライアッシュ/I種 フライアッシュ/II種 フライアッシュ/III種 フライアッシュ/IV種
二酸化けい素(%) 45.0以上 45.0以上 45.0以上 45.0以上
湿分(%) 1.0以下 1.0以下 1.0以下 1.0以下
強熱減量※1(%) 3.0以下 5.0以下 8.0以下 5.0以下
密度(g/cm3 1.95以上 1.95以上 1.95以上 1.95以上
粉末度※2
45mふるい残分
(網ふるい方法)※3(%)
10以下 40以下 40以下 70以下
粉末度※2
比表面積
(ブレーン方法)(cm2/g)
5,000以上 2,500以上 2,500以上 1,500以上
フロー値比(%) 105以上 95以上 85以上 75以上
活性度指数(%)
材齢28日
90以上 80以上 80以上 60以上
活性度指数(%)
材齢91日
100以上 90以上 90以上 70以上
  • ※1未燃炭素測定による場合は、その試験値に(炭素)と付記する。
  • ※2粉末度は、網ふるい方法又はブレーン方法による。
  • ※3粉末度を網ふるい方法による場合は、ブレーン方法による表比面積の試験結果を参考値として併記する。