石炭灰製品全般
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Q石炭灰(クリンカアッシュ・フライアッシュ)とは?回答を見る
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A石炭灰は、石炭火力発電所で石炭を燃やした際に発生する副産物です。クリンカアッシュは石炭の燃え殻でボイラの底部に多孔質な塊となって堆積したものです。
フライアッシュは、ボイラの燃焼ガスに含まれるばいじんで、集じん装置で採取した灰です。 -
Q石炭灰製品とは?回答を見る
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A当社の展開する石炭灰製品は、海域・汽水域の水底質改善材「Hiビーズ」、コンクリート混和材や土木用資材「エコパウダー」、軽量盛土材や緑化基盤材「ライトサンド」の3製品です。石炭灰製品の利用はリサイクル材の有効活用につながるため、環境負荷の低減に貢献します。
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Q石炭灰製品の環境安全性は?回答を見る
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A石炭灰製品の用途によって、規制を受ける法律が異なります。土壌で利用する場合は、土壌汚染対策法、海域で利用する場合は、海洋汚染防止法の規制を受けます。
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Q販売価格はいくらか?回答を見る
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A施工する地域や納入方法により価格が異なりますので、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
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Q見積してほしい。回答を見る
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A下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。折り返し、ご連絡いたします。なお、お見積りは、石炭灰製品の製造・販売を委託している当社グループ企業の中国高圧コンクリート工業がご対応します。
Hiビーズ
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QHiビーズとは?回答を見る
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AHiビーズとは、石炭火力発電所で石炭を燃やした際に発生するフライアッシュに少量のセメントと水を添加して造粒したものです。直径は概ね10~20mmで、石よりも軽く、水の吸排水効果が高い特性があり、港湾の軟弱地盤改良材や海域・汽水域の水底質改善を目的に覆砂材としてご利用いただいています。
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Q天然砂と比較してどのようなメリットがあるか?回答を見る
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A軟弱地盤へ覆砂する場合は、ヘドロへのめり込みが少なく、材料ロスを2割程度軽減できます。
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Q天然砂での覆砂厚は、一般的に30~50cm程度と言われているが、Hiビーズの覆砂厚はいかほどか。回答を見る
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A施工精度を考慮して20㎝以上の覆砂厚を推奨しておりますが、底質等の状況により異なりますので、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
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Q底質改善の効果はどの程度の期間、持続するのか?回答を見る
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AHiビーズ設置後、8年の長期的な効果が、環境省の実証事業(ETV)において確認されています。その後も設置後13年のモニタリングを実施し、外観、強度等の形状に変化がないことを確認しています。
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Qなぜ、Hiビーズで底質改善ができるのか?回答を見る
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AHiビーズを覆砂することで、悪臭(硫化水素)の発生原因である硫酸還元菌の活性が抑制できます。また、Hiビーズに含まれるシリカやカルシウム成分が溶出することで、底泥の栄養塩類を封じ込めるため、富栄養化が抑制され、青潮、赤潮の発生を防ぐことができます。
エコパウダー
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Qエコパウダーとは?回答を見る
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Aエコパウダーとは、石炭火力発電所で石炭を燃やした際に発生するフライアッシュのうち、日本工業規格の「コンクリート用フライアッシュ(JIS A 6201)」を満足するよう選別したものです。粒子で球形をしているため、エコパウダーを混合したコンクリートは流動性が向上します。コンクリート混和材の他にも土木用資材としてご利用いただいています。
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Qエコパウダーを混合したフライアッシュコンクリートの特長は?回答を見る
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Aエコパウダー(フライアッシュ)をセメント混合材やコンクリート混和材として使用した場合、ポゾラン反応(※)の進行によってコンクリート組織が緻密化するため、コンクリートの強度や耐久性が向上します。
ポゾラン反応は緩慢ですが、長期的に反応が継続するので、フライアッシュセメントコンクリートは、長期強度が増大する傾向を示しています。
(※)ポゾラン反応とは:フライアッシュに含まれるガラス相(非結晶相(主成分:Si、Al))が、セメントの水和反応によって生成した水酸化カルシウム(Ca(OH)2)等と反応し、主にケイ酸カルシウム水和物(nCaO・SiO2・mH2O)を生成する反応のこと。 -
Qエコパウダーの品質は?回答を見る
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A日本工業規格の「コンクリート用フライアッシュ(JIS A 6201)」のⅡ種またはⅣ種の規格を満足します。使用目的に応じてフライアッシュの種類を選定いただけますので、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
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Q通常のコンクリートとエコパウダーを混合したフライアッシュコンクリート(FAコンクリート)の違いは?回答を見る
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A通常のコンクリートは、セメント、水、砂および石を混合したものですが、フライアッシュコンクリート(FAコンクリート)は、セメントの一部を石炭灰で代替したコンクリートです。FAコンクリートに使用する石炭灰は、日本工業規格の「コンクリート用フライアッシュ(JIS A 6201)」を満足するものを使用し、事前に試験練りを行い、コンクリートとしての性能を確認しています。
FAコンクリートを採用した場合、ポゾラン反応(※)の進行によってコンクリート組織が緻密化するため、コンクリートの強度や耐久性が向上します。
ポゾラン反応は緩慢ですが、長期的に反応が継続するので、フライアッシュセメントコンクリートは、長期強度が増大する傾向を示しています。また、セメントと比較してフライアッシュは安価のため、工費低減のメリットがあります。
(※)ポゾラン反応とは:フライアッシュに含まれるガラス相(非結晶相(主成分:Si、Al))が、セメントの水和反応によって生成した水酸化カルシウム(Ca(OH)2)等と反応し、主にケイ酸カルシウム水和物(nCaO・SiO2・mH2O)を生成する反応のこと。
ライトサンド
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Qライトサンドとは?回答を見る
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Aライトサンドとは、石炭火力発電所で石炭を燃やした際に発生するクリンカアッシュを砂状に粉砕したものです。砂より軽量ながら、砂に近い粒度分布と排水性を活かして、道路の軽量盛土材や屋上緑化材としてご利用いただいています。
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Qライトサンドの安全性は?農作物や家畜への影響はないのか。回答を見る
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Aライトサンドは、公害対策基本法に基づく土壌の汚染に係る環境基準を満足しています。
この基準では、溶出量と含有量の2つの基準が定められており、溶出量は、地下水経由の摂取によるリスクに対する基準として、含有量は、直接摂取によるリスクに対する基準として定められたものです。これらのことから、野菜栽培の土壌として利用されたり、家畜のえさ場の泥濘化対策など、農業・畜産分野でも安心してお使いいただいています。
ご不安のある方は、以下のお問い合わせフォームからお問い合わせください。