中国電力 灰カラ三姉妹

石炭灰製品開発の意義

1石炭灰製品開発の意義
当社は、石炭火力発電に伴い発生する石炭灰については、これまで進めてきた有効利用施策(石炭灰のセメント原料化または土地造成)に加え、循環型社会形成への寄与、火力発電コストの一層の低減を目的として、石炭灰の特性を活かした地盤改良材等、新たな有効利用方法および工法を実用化してきました。
石炭灰製品は、主に公共事業で活用されて来ましたが、中でも、Hiビーズについては、2006年3月以降、瀬戸内海で海砂採取が全面的に禁止となった背景の中、砂代替材として開発しましたが、近年には、Hiビーズが閉鎖性海域の底質のヘドロの改善材として効果があることを確認しており、環境改善のための覆砂材料等としても採用されています。
2産学連携の意義
近年、大学による、地域社会との連携および技術等の開放により、大きな成果がもたらされています。
このとりくみにより、大学の教育および研究が、地域社会での整備事業等、さまざまな分野で活用され、大学の社会的評価を更に高めるとともに、大学の科学技術の継続的な研究成果につながっており、産学連携は大きな意義を有しています。
3石炭灰製品に関する連携の成果
当社は、石炭灰および石炭灰造粒物の基本的な特性を解明するために、積極的に、大学および行政機関の協力を得ながら、土工材への適用性の検証、環境改善効果の確認等に大きな成果を得ています。