国際事業 OVERSEAS BUSINESS
海外事業を当社グループの利益の一角を担える事業に成長させていくため、発電事業の案件発掘・獲得に加え、送配電・小売などの電力関連事業、更には新たなエネルギービジネスへの参画にも取り組んでいきます。
海外投資にあたっては、日本国内よりも期待収益率が高い案件に出資することを基本としつつ、脱炭素に向けた世界的な潮流を踏まえ、従来型の石炭火力案件には新たに参画しないこととしたうえで、再生可能エネルギーやガス火力を中心としたポートフォリオ形成および先進国と発展途上国のバランスに留意した参画機会の拡大に取り組んでいます。
TOPICS
2021年3月に、フィジー共和国の電力会社であるEnergy Fiji Limited（以下「EFL社」）へ出資参画しました。EFL社は、発電・送配電・小売事業を一貫して担う垂直統合型の電力会社であり、当社が海外の電力会社に出資するのは初めてでした。フィジー政府は、2036年までに再生可能エネルギー比率を100%まで引き上げる目標を掲げており、当社はEFL社とともに、水力や太陽光等の再生可能エネルギー電源の開発に積極的に取り組んでいます。
エネルギア
創造ラボ
“ENERGIA” CREATION LAB.
エネルギア創造ラボは、エネルギー事業の環境変化を踏まえ、ベンチャー企業への投資や様々なパートナーとのオープンイノベーションによる新たな利益創出を目指して2019年4月に設置されました。
エネルギー・環境分野（カーボンニュートラル関連等）のほか、地域の活性化・社会課題解決（SDGs等）、産業課題解決（DX等）をテーマに、独自の技術・サービスを持つベンチャー企業への投資を進めています。
投資によるリターンの獲得に加え、投資先の紹介やサービス提供を通じて課題を解決し地域に貢献していくことを目指しています。
ベンチャー企業等との協業により、再生可能エネルギーや蓄電池、EVなどを活用した新たなサービスの開発にもチャレンジしています。
TOPICS
これまでにベンチャー企業10社に投資を行い、現在も投資ポートフォリオの拡大に向けて新たな投資先の発掘や投資検討を進めています。
今後は、投資先を増やしながら、ベンチャー企業の商品・サービスを当社グループを通じて地域に展開していくことにも力を入れていきます。