
柏原 康平
電源事業本部 電源土木総括グループ
2011年度入社
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♯技術系
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業務内容について
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私が所属している部署は電源土木Grの総括部署であり、島根原子力発電所の再稼働工事や上関中間貯蔵施設に関わる工事の計画や発注、予算管理等の総括業務を担っています。
そのうち私の主な業務は島根原子力発電所2号機の再稼働や、3号機稼働に向けた工事の計画や設計、発注、進捗管理、工程調整等が主な業務です。
具体的には、島根原子力発電所の再稼働に向けた全体工程の進捗管理を行い、必要に応じて経営層へ説明する資料を作成したり、追加で必要となった工事の発注対応に従事しています。設計業務では、津波による漂流物から防波壁等を守るためのスイングゲート(約11m×約6.5m、扉体重量約70t/基)の設計にも従事しました。
また、各設備が設計どおり施工されているか事業者自らが検査を行う"使用前事業者検査"にも検査員として携わりました。
その他にも、新規制基準で求められている特定重大事故等対処施設の計画や工事発注、3号機の計画にも従事しており、当社の経営課題となっている2号機の再稼働や3号機稼働に向けた業務を日々実施しています。
一日のスケジュール
- 7:00
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通勤
- 8:00
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作業(新聞、メールチェック、勤務入力等)
- 9:00
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8時50分始業・朝礼
- 10:00
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工事計画の策定・検討
- 12:00
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昼食
- 13:00
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打合せ・会議
- 15:00
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資料作成
- 17:00
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17時20分終業・夕礼
- 18:00
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必要により時間外~退社

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なぜ中国電力を志望しましたか?
また実際入社してみていかがですか? -
地元に貢献したいという気持ちがあったため、地元企業である中国電力のインターンシップに参加しました。その際に、島根原子力発電所で見た3号機建設工事の規模の大きさに驚いたこと、また、発注者として計画や設計、施工管理、維持管理まで、構造物の最初から最後まで一連の業務に携われることに魅力を感じ、ここで働きたいと強く感じたことが志望理由です。
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仕事の醍醐味、やりがいについて教えてください。
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カーボンニュートラルの実現および低廉で安定した電気をお客様へお届けするために、島根原子力発電所2号機の早期再稼働は欠かせないものであり、これらに携われることは大きなモチベーションにも繋がっています。大小さまざまな課題を関係者一丸となって1つ1つクリアし、再稼働に向けて1歩1歩進んでいることに対して、日々やりがいを感じています。
また、私たちがつくる設備で電気をつくるため、強い使命感を感じながら業務に従事しています。 -
中国電力の中にいないと感じられない中国電力の凄さについて教えてください。
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当社の土木技術者は土木構造物の計画、設計、施工管理、維持管理と設備の全ての業務に携わることができる点だと思います。つくったら終わりではなく、その後の維持管理も自分たちで行うため、つくる段階からメンテナンス性を考慮した設計を行う等、技術者として幅広い知見習得だけでなく、設備への愛着も沸きます。
また、年齢や役職に関係なく重要な仕事を任せてもらえるため、責任感や達成感を強く感じられる会社だと思います。発注する工事も規模が大きく自らが考えた工夫で大きなコスト低減を生んだり、ダム放流する際は運転操作を間違えると大惨事につながるため的確な判断が求められたりと、自分が会社に貢献していることが感じやすいと思います。
その他にも社員数が多いため会社行事も多く、楽しいイベントも多いなと感じています。 -
今後チャレンジしたいこと、中国電力で成し遂げたいことについて教えてください。
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今後は島根3号機の稼働、ゆくゆくは上関原子力発電所の稼働に係わる業務に携わりたいと思っています。
低廉で安定した電気をお届けするためにも、原子力発電は今後も重要な電源の1つであり、私たち土木技術者に求められることは、安全かつ確実に設備をつくることが重要だと考えています。
過去のやり方に固執せず、新たな知見も取り入れながら、改善を繰り返し、常に最適解を導いていけるよう技術力も磨いていきたいです。
キャリア変遷
- 入社前
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広島県尾道市出身。学生時代は環境都市工学科を専攻。
小学生の頃からずっと野球部、冬には駅伝部にも所属し、高専在学中には西日本高専駅伝大会で区間賞&学校初の優勝に貢献しました。
学校行事等にも積極的に取り組み、学園祭実行委員として学園祭を盛り上げたり、寮の役員を務めました。
学生時代は、コンクリートに関する研究(PFBC灰を活用した耐硫酸性に関する研究)に明け暮れました。 - 1~2年目
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倉敷電力所高梁電力センター【水力】
- 新成羽川ダム、新帝釈川ダム等の土木構造物の点検や補修工事といった維持管理業務に加え、梅雨時期等においてはダム放流操作にも従事しました。
- 3~6年目
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上関原子力発電所準備事務所土木・環境部【原子力】
- 主には発電所へ続く狭隘な道路の拡幅のため、道路工事の計画や擁壁、排水路の設計、施工管理業務に従事しました。(全長4㎞のうち約400mの区間を担当)
- 7~9年目
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島根原子力発電所保修部(土木)【原子力】
- 島根原子力発電所を地震や津波から守る安全対策工事の計画や設計、施工管理業務に従事しました。
- 主には、東京ドーム約2.5個杯分の土量を切土する敷地造成工事、地震時に山が崩れないように巨大な抑止杭10本(直径6m、長さ11m~25m)を設置する工事の計画や設計、施工管理に従事しました。
- その他にも発電所構内にある既設土木構造物の点検や補修工事といった維持管理業務にも従事しました。
- 10~12年目
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三隅発電所建設所土木課
- 三隅発電所2号機の建設工事に係る土木構造物の計画、設計、施工管理に従事しました。
- 主には、2号機の冷却に必要な取水槽設備や石炭を貯蔵する貯蔵設備(内径約40m×高さ約70m×6基、コンクリート構造物)の施工管理業務を担当しました。
- 13~14年目
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電源事業本部(電源土木総括)
- 島根原子力発電所2号機の再稼働に向けて、再稼働に必要な土木工事の計画や設計・進捗管理、使用前事業者検査対応に加え、新規制基準で求められている特定重大事故等対処施設の計画・調整、その他予算管理、経営層への説明資料の作成業務等に従事しています。
- 主には、津波による漂流物から防波扉等を守るスイングゲート(約11m×6.5m、扉体重量約70t/基)の設計を担当しました。
学生・就活生へのメッセージ

社会人になっても日々勉強です。勉強ももちろん大切ですが、学生のうちにしか経験できない部活や学校行事、バイトでもなんでも夢中になれることに積極的にチャレンジし、全力で取り組んでほしいです。
全力で取り組んだ経験は必ず社会人になっても役に立つと思いますし、学生時代にやり残したことがないように楽しんでもらえたらと思います。