メニューを開閉する
ENVIRONMENT

INTERVIEW 育休経験者インタビュー(男性編)

育休は自分自身も成長するチャンス
佐藤 綾也

調達本部 委託契約グループ

現在はどのような仕事をされていますか?

調達本部で、電気事業に必要な資機材の購入や役務に関する契約を担当しています。資材関係の契約は高額なものが多いので、調達コストを低減することは、会社に大きな利益を生み出すことになります。そのため、取引先にコスト低減につながる提案を働きかけたり、スケールメリットを活かして一括発注をしたり、様々な発注方法を駆使して調達しています。自分の仕事が、そのまま会社の利益拡大につながる。そこにおもしろさを感じる一方で、責任も大きい仕事です。自分が契約した資機材を使って、実際に出来あがった設備を見たり触ったりしたときには、感慨深い気持ちになりますね。また、契約手続きを通じて異業種の関係者と直接関わることができるため、日々、社外からの刺激を受けることも大きな魅力です。

育休を取得しようと決めた理由を教えてください。

その瞬間しかない、子どもとの貴重な時間を一緒に過ごしたい。この気持ちが、育休を取得した一番の理由です。もちろん、出産後の育児と家事の大変さは最初の子どものときに思い知ったので、次は自分がもっと主体的になろうと考えていました。また、取得期間を1年間プラス1日にすることも、以前から決めていました。1年間しっかりと育児に向き合い、子どもの成長を見守って、1歳の誕生日を祝ってから仕事に復帰したいと思ったからです。実際に育児と家事をやってみると、慣れないことばかりで毎日てんやわんや(笑)。育休を取っていなかったら、仕事が忙しい時期に子どもが泣いたりぐずったりすると、イライラしていたかもしれません。メンタル面で余裕をもって生活できたのは、育休のおかげです。

育休に対する周囲の反応はいかがでしたか?

男女に関係なく、育休取得は当然のこと。そんな理解が進んでいる会社だと思います。社内には育休専門の相談窓口があり、男性社員が育児支援制度を利用した体験談にも背中を押してもらいました。それでも、当時携わっていたプロジェクトが終盤を迎えていたので、いつ言い出そうかと迷ったのも事実です。そんな気持ちで上司に相談すると、「おめでとう!」という第一声が返ってきました。驚いたような素振りもなくて、もちろん嫌な顔ひとつされなかったのです。うれしかったですね。もっと早く相談すればよかったと思っています(笑)。同僚からもネガティブな反応は一切なく、すぐに「誰がどの業務を引き継ぐか」という実務的な話ができたので、スムーズに育休を取ることができました。

復職をするのに不安はありませんでしたか?

1年間も仕事から離れると、これまで通り働けるかどうか、正直怖かったですね。けれど、そんな心配は不要でした。今は、プロジェクトに参加する前と同じ仕事を担当しています。育休明けだからと、変に特別扱いされることもないので、働きにくさを感じることはありません。ひとりの社員として、みなさんと同じようにフレックス制度を活用しながら育児や家事をしています。育休前に「仕事から離れる期間があるのは、会社を客観的に見るいい機会になる」というアドバイスをもらったのですが、その通りでした。今まで当たり前だと思っていたことに疑問を感じて、新たな視点や発想が生まれたり、時間の使い方を見直したり。仕事がますますおもしろくなりました。子育ての話題をきっかけにコミュニケーションが広がり、思わぬかたちで業務のヒントを得ることもあります。

学生のみなさんへメッセージをお願いします。

最近は、「これから育休を取ろうと思う」という男性社員から、相談を受けることが多くなりました。自分の経験が少しでも役に立つなら、うれしいですね。これから就職する学生のみなさんには、自分が思い描くライフスタイルや働き方のイメージが、実現できそうな会社かどうかを見極めてほしいと思います。仕事内容はもちろんのこと、福利厚生や社内制度にも目を向けて、時間がかかっても納得できる選択をしてください。私の場合は、二度就職活動を経験しました。前職のときは、ワークライフバランスのことなど考えずに入社を決めたので、中国電力を志望するにあたっては、その点もしっかり確認しました。仕事もプライベートも充実している今、自分の選択は間違っていなかったと思っています。

PROFILE

佐藤 綾也

調達本部 委託契約グループ
2018年入社
2023年4月〜2024年4月に育休取得

チームメンバーメッセージ

佐藤さんは日頃から職場への貢献度が高く、チームのために仕事をしてくれる人です。育休取得の相談を受けたときは、取ってほしいと即答しました。業務上の不安はありましたが、何より大切なのは佐藤さんが安心して休めるようにフォローすることです。メンバー全員が同じ気持ちで、プロジェクト完了後の復職先となる調達本部にも賛同を得て、希望通り育休を取っていただきました。

働く環境トップへ