
石炭灰有効活用グループ
立花美咲 2015年入社 TACHIBANA MISAKI
環境改善資源を広めるヒト

2015年入社
山口県出身。高専では土木建築工学を専攻し、2015年、中国電力に入社。水力発電設備の維持管理業務に従事したのち、電源事業本部の石炭灰有効活用グループに配属。育児休暇を経て、同じ職場に復職。現在は、石炭灰製品の市場醸成や製造設備の維持管理業務に取り組んでいる。
- 01 石炭灰リサイクル資源でSDGs
- 02 「灰カラ三姉妹」によるPR活動
- 03 脱炭素につながる新技術を未来へ
- 石炭灰リサイクル資源でSDGs
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中国電力を志望した理由は、地元の電力会社であること。そして、環境に配慮した再生可能エネルギーや石炭灰のリサイクルなど、新たなことに挑戦して進化していく会社の姿勢に魅力を感じました。多様な発電分野の業務に携わることができるため、多くのことを吸収して、自分に合う分野を見つけたいと思ったことも志望動機です。入社後は、水力発電と火力発電に係る業務を経験して、視野が広がりました。現在所属している石炭灰有効活用グループでは、カーボンニュートラルやSDGsに向けた取り組みの一つとして、石炭火力発電によって発生する石炭灰の有効活用を推進しています。石炭灰を土木用資材や緑化基盤材、港湾や河川の環境改善材としてリサイクルする事業を進めており、その品質管理や石炭灰製品のPR活動を行うのが私の仕事です。
- 「灰カラ三姉妹」によるPR活動
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かつて石炭灰は廃棄物だと思われていました。今は、自然由来のリサイクル資源として、海や川をキレイにしたり都市を緑化したり、環境を改善する様々な場面で役立っています。こうした事業を広く知っていただけるよう、「灰カラ三姉妹」というナビゲーターを誕生させて、石炭灰製品を紹介するWEBサイトを一新しました。3種類のリサイクル製品が、どのように作られ、どのような用途に適しているのか。土木関係者だけでなく一般の方にも興味を持っていただけるよう、親しみやすいPR活動を行ったことで、循環型社会を実現する事業としてメディアにも取り上げられました。製品の良さを理解していただく活動を通じて、採用されたときにはやりがいを感じます。最近では、エディオンピースウイング広島の芝生広場などにも、緑化基盤材として使われています。
- 脱炭素につながる新技術を未来へ
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これまで、石炭灰有効活用グループのメンバーや協力会社の方々とのコミュニケーションを大切にしながら、様々な課題を乗り越えてきました。今後は、石炭灰製品を活用した新たな事業や、新製品の開発にも挑戦してみたいと思っています。現在は、石炭灰とコンクリート電柱の廃材にCO₂を取り込むことで、新たな製品に生まれ変わらせる画期的なカーボンリサイクル技術「CO₂-TriCOM(シーオーツートリコム)」の研究開発も進んでいます。日本初の技術で脱炭素に挑戦する、こうした取り組みを分かりやすく紹介することも、市場の醸成につながると考えています。
育児休暇を取得中も、石炭灰の有効活用に関する動向に注目していました。子どもたちの未来のためにも、この仕事に全力で取り組んでいきたいと思います。

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チームメンバーメッセージ
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中原浩平
電源事業本部 石炭灰有効活用グループ- 業務を進める推進力と気配りを兼ねそろえており、いつも助けられてます。
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任された業務に責任を持ち、どんどん進めていく中でも、関係箇所との調整や後輩指導などでは、細かな気配りがあり、同僚みんなが頼りにする存在です。私自身が親となるため、育児と仕事を両立する先輩としても、相談やアドバイスをもらい、目標とする存在です。