
細谷 亮介
需給・トレーディング部門 戦略グループ
2017年度入社
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♯事務系
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業務内容について
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需給・トレーディング部門は、事業環境の変化に的確に対応するために2020年に設置された新しい部門です。電力の需要・供給に関わる様々な情報を取りまとめて、電力の調達と販売の最適化を図るとともに総合エネルギー事業の利益最大化を目指しています。
発電に使う燃料の価格や為替、市場で取引される電力の価格はいろいろな要因で日々変動するため、その影響を受けて収支も変動してしまいます。収支に影響するリスクを把握して、リスク対応の方針を策定するのが、私の主な業務です。
一日のスケジュール
- 8:30
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出社
- 9:00
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市況の動きやレポートのチェック、メールチェック、資料作成等
- 11:00
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取引先来社、打合せ
- 12:00
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昼休憩
- 13:00
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定例ミーティング(マーケット状況updateと本日のトレーディング方針の共有)
- 14:00
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会議資料の最終確認、会場準備
- 15:00
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社内会議(関係部署とリスク対応状況を共有)
- 17:00
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会議メモの作成
- 18:30
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退社

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なぜ中国電力を志望しましたか?
また実際入社してみていかがですか? -
大学の入学手続きで上京した際に東日本大震災が発生し、普段何気なく使っていた電気がいかに大切であったか痛感するとともに、未曾有の状況でも安定供給に従事する電力事業者の姿に心打たれ、地元の電力会社である中国電力を志望しました。
電力システム改革が進み、小売自由化による競争の激化、脱炭素の実現、新市場・新制度への対応等、事業環境が大きく変わる中でも安定供給マインドを持って日々業務に当たる職場の皆さんの姿に元気をもらいながら日々業務に取り組んでいます。 -
仕事の醍醐味、やりがいについて教えてください。
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私は2020年の発足時から需給・トレーディング部門に所属していますが、年々、部門に任されるミッションも重要度を増してきていると感じています。答えのない新しい課題が絶えず発生する中で、関係部署と連携し、議論を重ねながら最善の方法を模索する日々の連続ですが、自分たちの試行錯誤の結果が最後は収支という形で明確に数字となって表れます。そのようなミッションに携われていることにやりがいを感じますし、その分緊張感と使命感を持って業務に励んでいます。
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中国電力の中にいないと感じられない中国電力の凄さについて教えてください。
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会社に入ってから、電力設備があると無意識に目が行くようになりました。改めて眺めてみると、街の中は当然として至る所に何らかの設備があります。山登りの最中に当社のマークの入った支柱(おそらく鉄塔の巡視の際の道の目印)を見たときはとても驚きました。
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今後チャレンジしたいこと、中国電力で成し遂げたいことについて教えてください。
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事業環境が変わる中でも、お客さまにしっかりと電気を届ける、という中国電力の使命は変わりません。様々な業務とそれぞれの業務のプロが集まって初めて成り立つ電力事業の中で、課題解決にむけみんなが同じ方向を向いて進むためには”橋渡し”役が不可欠です。お互いの業務と業務をつないでいけるように、分野を問わず幅広く知識を習得していくだけでなく、携わる人の想いを汲み取って、その想いもつないでいけるように人間的にも成長していきたいと思います。
キャリア変遷
- 入社前
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大学進学に合わせて上京。大学・大学院ではポジトロニウムという物質について研究。
運動会準硬式野球部にも所属し、研究に野球に忙しい日々を過ごす。 - 1年目
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お客さまサービス本部岡山営業所に配属、料金課にてお客さまからの電気料金に対するお問合せ対応や支払いに関するサポート等の業務に従事。組織整備により10月~販売事業本部岡山統括セールスセンターにて同業務に従事。
- 2年目
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2月~販売事業本部戦略グループへ異動。
業務で使うツールの開発やそれに必要なデータベースの整備、グループ内庶務等に従事。 - 4年目
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6月に需給・トレーディング部門発足、8月に同部門需給・取引グループへ異動。
日々変化する電力需要の想定、JEPX(日本卸電力取引所)での電力取引、それらを踏まえた最適な自社発電所の運転計画の策定等に従事。 - 5年目
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上記に加え、EPRX(電力需給調整力取引所)開設に伴い、需給調整市場での取引を開始。制度変更に伴う業務システムの改修検討にも参加。
- 8年目
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7月~9月出向、10月~需給・トレーディング部門戦略グループに4年2か月振に復帰。
電力事業を行う上で発生する収支リスクの管理・最適化に向けた業務に従事。
学生・就活生へのメッセージ

私は大学時代、物理の実験とそのデータ分析に取り組んでいましたが、中国電力には事務系で入社しています。そのため、学生時代に学んだことが業務に役立つことはないだろうと思っていましたが、今の部門の業務はいろんな情報を集め、自分なりに分析していく必要があり、その頃の経験が生きていると感じています。目の前のことに全力で取り組むことで得られた経験は将来、前へ進む大きな力になりますし、思いがけないところで役立ちます。就職活動中は不安なことも多いでしょうが、前向きに全力で駆け抜けてほしいと思います。