
財務グループ
市田昌宏 2013年入社 ICHIDA MASAHIRO
数千億の資金を調達するヒト

2013年入社
岡山県出身。大学院では技術経営を専攻。2013年、中国電力に入社。広島営業所営業総括課、本社経営企画部門の中期経営計画担当を経て、本社調達本部の財務グループに所属し、事業の持続と将来の成長に必要な資金の調達に取り組んでいる。資金調達においては、事業のパートナーと捉えている金融機関との対話を重視し、対話により得た内容を社内改革・改善に活かすために本社、各地の事業所で「意識改革」をテーマとした勉強会を企画、運営している。
- 01 金融機関との「対話」により実現する資金調達
- 02 組織を超えた挑戦で「社内意識改革」を引っ張っていく
- 03 「未来」の中国電力を一緒に考え、挑む
- 金融機関との「対話」により実現する資金調達
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東日本大震災を契機に電力の自由化や脱炭素化など根本的に電気のあり方が変わっていくことに興味を持ち、電力業界で働きたいと思いました。生まれ育った中国地域の電力供給を担う会社の一員になり、どのような状況でも安定供給を維持するマインドは、私も受け継いでいます。その事業を持続し、将来の成長につなげるためには多額の資金が必要です。私の仕事の一つは、この資金を調達すること。ライフラインを守りながら、カーボンニュートラルを実現するという当社の想いや今後の成長に向けた事業計画を、社内の関係部門と連携を図り、事業のパートナーである様々な金融機関や、投資家と本気の「対話」を重ねることで共有し、年間数千億円の資金調達に繋げています。このように、地方に居ながら日本を代表する金融機関とダイナミックな仕事ができることに、やりがいを感じています。
- 組織を超えた挑戦で「社内意識改革」を引っ張っていく
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中国電力は今、大きく変わろうとしています。私自身、今後の中国電力の「未来」のためには、「変わる」ためのアクションが大事だと強く思い、これまでの金融機関との対話を基に社員意識改革を目的として、2023年9月から社内で勉強会をスタートしました。当社の財務状況や資金調達の現状など、ファイナンスを切り口としつつ、様々なテーマについて、まずは部門横断的に企画系社員を集め、30名程度で10回実施しました。知識の習得よりも意識改革を重視し、「会社を良くする」マインドをもって、毎回、全力で社員と対話。こうした姿勢に多くの社員が共感してくれ、参加者からの要望で本社内の他の部署でも開催。さらに、本社内に留まらず、発電所などの各地の事業所を訪れて現地開催するなど、これまでに計30回、800名程度を相手に実施し、今でも各部門から要望を受け続けています。予想以上の反響に驚き、自分自身が励まされ、きっと中国電力は「変わる。良い会社になる」と社員の思いや熱を肌で感じました。これまで行ってきた業務内容を超えて企画した勉強会ですが、上司や同僚にも積極的に支援していただいた結果、こうした通常の業務では得難い経験をすることができています。
- 「未来」の中国電力を一緒に考え、挑む
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これから目指すのは、中国地域の脱炭素化と当社の成長を同時に実現することです。財務グループの一員として直接できることは、将来の成長に繋がるカーボンニュートラルに必要な資金の調達ですが、事業の大切なパートナーである金融機関・投資家のみなさまと今後の当社の「未来」について、本気の対話を重ねて得た知見を基に社内勉強会等の様々な機会を通じて様々な部署の社員と一緒に考え、挑んでいきたいと思います。
そして、今後ますます進む電力自由化による競争激化・カーボンニュートラルといった事業環境に対し、真っ向勝負で挑み、金融機関・投資家に加え、仲間である社員やその家族、そして地域のみなさまといったすべてのステークホルダーにとって社会的に価値あるエネルギー会社となり、選ばれる会社になることが、大きな目標です。そのためにできることは、組織や会社の枠を超えて全力を尽くして、挑戦していきます。

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チームメンバーメッセージ
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松岡成樹
電源事業本部 火力総括グループ- 組織や立場の垣根を超え、誠意・熱意をもって想いと資金を届ける熱血漢!
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本社内に留まらず全ての火力発電所を行脚し、財務状況を切り口に、我々が取組むべき課題やその意義についての伝道師に。上司との絶妙なコンビネーションは目を見張るものがあり、誠意と熱意をもって事に当たれば「変わる」「変えられる」ことを体現してくれました。火力社員500名、市田さんの熱いメッセージをしっかり受け止めています!