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ENVIRONMENT

INTERVIEW 育休経験者インタビュー(女性編)

自分らしく活躍できる企業を選んでほしい
團野 志保

島根原子力発電所 保修部(3号電気)

現在所属している担当の主な役割と仕事のやりがいは何ですか?

島根原子力発電所第3号機の電気設備のうち、計測設備の設計や現場管理を担当する部署に所属しています。

計測設備は、発電所設備の運転状態の監視・異常の兆候を検知するもので、中には発電所の自動停止のきっかけになるものもあるため、日々の設計業務やメンテナンスに緊張感を持ってあたっています。

また、東日本大震災後の新規制基準に対応するための改造工事なども担当しています。設備に要求される機能・安全性・保守性・経済性などを満たすために悩むことも多いですが、それが形になり、動くのを見ると大きな達成感を感じます。

休職後、仕事を続けようと思ったのはなぜですか?
また復職にあたり不安はありませんでしたか?

学生のころから一生技術系として仕事をしていきたいと思っていたので、出産を機に辞めようという考えは全くありませんでした。発電所内には先輩ママたちや育児に積極的な先輩パパたちがおられ、出産・育児関連の制度や手続き情報、アドバイスをもらい、安心して産休に入ることができました。

産休・育休中も自宅にて会社のパソコンで情報を得たり、同じ発電所に勤めている主人から発電所の近況を知ることができ、職場との繋がりを感じていたことも不安を軽減してくれたと思います。

復職前はさすがに緊張しましたが、当時の上長に「少しずつ慣れていったらいいから」と言っていただき、前向きに仕事を再開できました。

復職した後の現在の仕事・職場の雰囲気について教えてください。

一度目の復職の時は育児に慣れず、またすぐに2人目を妊娠したために満足に仕事ができませんでしたが、現場作業のサポートや事務作業の補助など、職場の皆さんに助けていただきながら仕事を続けることができました。

二度目の復職後は、一度目よりは育児にも慣れ、職場の制度も分かっていたので、スムーズに仕事を再開できました。現在は育児短時間勤務を適用し、自分なりにリズムを掴んで仕事に取り組んでいます。仕事の話の合間には職場のパパたちと子供の風邪やインフルエンザ情報を共有したり育児相談などもでき、良い雰囲気の中で仕事をしています。

子育てをしながら仕事することについて、以前と仕事に向き合う心境に変化はありましたか?

出産前よりさらに効率的に仕事をするように心がけ、特に期限がある仕事や重要度の高い仕事は早めに手を打つようにしています。期間に余裕を持たせることで、急な仕事の追加や変更があった場合にも、臨機応変な対応ができるからです。また、まだ子供が小さく体調不良などで急に休暇を取ることがあるので、業務の進捗や懸案を担当内で共有するよう心がけています。

子育てをしながらの日々の中で、職場の皆さんや仕事で関わる皆さんにはお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいですが、これを次の新米ママ・パパ達をサポートしていくことで返していけたらと思っています。

子育てと仕事の両立の秘訣は?

身近な人を頼ることだと思います。

私の場合、仕事で帰りが遅くなる時は、子供の保育所迎えや子供の夕食、家事なども主人や実家の家族にお願いし、それが続く時には、今度は職場の皆さんに仕事をサポートしてもらい、早く帰って子育て・家事をする、といった具合です。自分を含め、誰かに負担をかけすぎないようにすることと、お世話になったら感謝の気持ちをきちんと伝えることも大切だと思います。

学生のみなさんへメッセージをお願いします。

私が入社した頃と違い、最近は発電所内にも技術系の女性社員が増えました。定期的に集まって情報交換をしていますが、みんな自分の仕事に誇りと自信を持って、生き生きしています。

女性は結婚や出産を機にライフスタイルが変化することもあり、また男性も育児のために仕事を長期で休む方が増えています。福利厚生や制度などにも目を向けて、自分らしく活躍できる企業を選んでほしいと思います。

PROFILE

團野 志保

島根原子力発電所 保修部(3号電気)
2006年入社
工学研究科 電気電子工学専攻

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