CROSS TALK 技術系女性社員座談会
レベルアップしていけるチャンスがあります。

- 所属は取材当時のものです
- 中国電力に入社した理由は?
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私は専攻が機械系だったので、周りはメーカーに就職する人が多かったのですが、ユーザー側の立場でいろんな機械や設備に関わりたいと思ったことと、地元で働きたいという思いで、中国電力を志望しました。
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土木専攻だったので、インフラ系の中でさまざまな業種を検討しました。その中で、自分にとって生活に最も身近なのが電気だったので、中国電力に決めました。また、支えるなら家族や知り合いなど身近な人の生活を支える仕事がしたいという思いもありました。
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日常生活に無くてはならないものを作りたいという思いがあり、地域の人々のライフラインを支える電力会社にはもともと興味がありました。中国電力の理系の採用は電気や機械のイメージだったのですが、私が専攻していた化学の枠での採用もあることが分かり、挑戦してみようと思いました。
- これまでに経験した業務について教えてください。
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入社後すぐに島根原子力発電所に配属され、4〜5年ほど原子炉の機器のメンテナンスや、安全対策を強化するための増設工事などを担当しました。その後は本社へ異動になり、アメリカの研究所に派遣された先輩社員のサポート業務を経験しました。現在は、島根原子力発電所2号機の再稼働に向けて、機器の耐震設計に関する審査対応を担っています。
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まずは本社の「原子力土木グループ」で、3年ほど島根原子力発電所の安全対策工事の設計を担当しました。その後は島根原子力発電所で、土木工事の管理を経験しました。本社に戻ってからは、本社側の窓口として施工管理の対応や、火力・原子力関係の土木部門全体の統括的な業務を行いました。現在は島根原子力発電所2号機の再稼働に向けて、土木構造物や、地盤の評価などの審査対応をしています。
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入社後の最初の4年間は、火力発電所の運転業務や保修業務などに携わりました。現在は本社の経営企画部門で、中国電力グループの経営ビジョン実現のために実施すべきことを中期経営計画に盛り込んだり、経営計画の概要について社外に公表するための資料を作成したりしています。入社する前は全く想像していなかった仕事ですが、中国電力グループ全体のことを理解するためにも、すごくいい経験になっています。
- やりがいを感じるのはどんなところですか。
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自分が担当していた設備ができた完成したときには、とても達成感があります。また土木全体の統括的な役割を担っていたときには、自分が発電所の現場にいた経験を活かし、発電所と本社とをつなぐパイプ役になるということを意識して取り組んでいたので、とてもやりがいがありました。
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現在取り組んでいる島根原子力発電所2号機の再稼働に向けた審査では、時間をかけて準備した資料を使って、相手に納得していただけるような説明ができたときは、やはり達成感がありますね。入社以来、これまでいろんな業務を経験し、少しずつ自分なりにレベルアップしてこられたと思うので、その経験の中で培った知識を活かすことができると、やりがいを感じます。
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現在の経営企画部門では、発電所に勤務していたときとは求められる知識が違うので、一から学ぶことばかりです。戸惑うことの連続ではありますが、仕事の幅が広がったと感じています。さまざまな事業に取り組んでいる社員の皆さんと関わることや、会社がどういう方向に進もうとしているのか知ることができ、日々とても充実しています。
- 中国電力の会社としての魅力はどんなところですか。
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設備を持っているというのは、魅力の一つではないでしょうか。自分たちがつくった設備を自分たちで維持管理して、受け継ぎ、最後を見届けることができます。
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建設から関わった設備は、それだけ愛着もありますよね。他にも、年代や職種、性別に関係なく、社員同士の垣根がないことや、人に恵まれていることも感じます。
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そうですね。これまで発電所でも本社でも、初めての業務に戸惑いながらも前向きに取り組んでこられたのは、周囲の人のサポートのお陰です。
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技術系だと、どうしても女性は少数派なのですが、何かと配慮してもらっていますね。例えば、現場ではトイレや更衣室なども整備されています。女性社員に対して「困っていることはないか」「改善してほしいところはないか」というヒアリングも行われています。
- 育児をしながら働く環境としてはいかがですか。
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フレックス制度や在宅勤務が認められていて、私も必要に応じて利用しているので、特に大きな支障なく仕事ができています。それに、さまざまな会議がオンライン化され、宿泊の出張が減っているのも、働きやすさにつながっていると思います。
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会社としても社会全体としても、育児をしながら働きやすいよう整備が進んでいますね。私は保育園から急な呼び出しで早退したり、休まないといけなかったりすることが多いので、日頃から情報共有をしておくことの重要性を感じています。1人で仕事をしているのではなく、お互いにフォローしあって働いていることを実感しています。
- 学生の皆さんへのメッセージ
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理系の人は、専門性を活かして就職活動をする人が多いと思います。私もそうでしたが、実際に働き始めると、専門性を活かせる仕事ばかりではないのも現実です。でも目の前の仕事に真剣に取り組んでいると、知らず知らずのうちに経験が生きていることもあります。専門性にこだわりすぎず、色々なことに挑戦してほしいと思います。
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就職活動は、自分自身を振り返るすごくいい機会でもあります。「自分は何をしたいのか」「自分の長所はどこだろう」「どんな会社だと自分は活躍できるだろう」。そんなことに、じっくりと向き合ってみてほしいと思います。
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学生時代は自分のために多くの時間を使えるので、いろんな経験をしてみたらいいと思います。興味のわくことに挑戦したり、いろんな人に会ったり、たくさん本を読んだりする中で、仕事や働き方へのヒントも見つかるかもしれません。
PROFILE

- 村重 佳美
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電源事業本部(耐震設計土木)
2011年入社

- 岩崎 朋美
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電源事業本部(原子力耐震)
2011年入社

- 松岡 美帆
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経営企画部門(中期経営計画)
2018年入社